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自動車運行管理ラボ

2023.07.16

カテゴリ:セミナー

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日本語検定とは?特定技能ビザを取得するために必要な試験の概要を解説

日本語検定 特定技能

特定技能ビザを取得するためには、日本語検定に合格しなければなりません。

しかし、日本語検定とはどのような試験なのか、いつどこで受験できるのかよく知らないという方もいるでしょう。そこでこの記事では、日本語検定の種類や概要を紹介。さらに、日本語検定が不要なパターンについても紹介します。

特定技能外国人の受け入れを考えている方は、ぜひ日本語検定について知っておきましょう!

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特定技能ビザとは

特定技能ビザとは、日本で働くための在留資格のひとつです。人材の確保が困難な業界の人手不足に対応するため、一定の専門性や技能を持つ外国人を即戦力の労働者として受け入れることを目的として運用されています。

外国人が日本に滞在するためのビザの種類については、別記事「外国人が日本に滞在するためのビザの種類は?7分類と内容を紹介」で詳しく解説しています。

特定技能ビザには、特定技能1号と2号の2種類があります。

特定技能1号

特定技能2号

対象者

特定産業分野に属し、相当程度の知識または経験を必要とする技能を要する業務に従事する外国人

特定産業分野に属し、熟練した技能を要する業務に従事する外国人

在留期間

1年、6か月または4か月ごとの更新、通算で上限5年まで

特定技能2号の在留期間は特定技能1号より長く、また更新可能な期間も長い(具体的な期間は産業分野による)

技能水準

試験等で確認(技能実習2号修了者は試験等免除)

高度な技能を要求される

日本語能力水準

生活や業務に必要な日本語能力を試験等で確認(技能実習2号修了者は試験等免除)

特定技能1号と同様(試験等での確認は不要)

家族の帯同

基本的に認めない

家族の帯同が可能

特定技能2号を取得するためには、次の条件を満たす必要があります。

  • 特定技能1号で5年の在留期間を修了する
  • 試験に合格する

特定技能外国人を企業が受け入れる流れについては、別記事「特定技能外国人受け入れの流れを解説!知っておくべき注意点も紹介」で解説していますのであわせてご覧ください。

特定技能ビザの取得に必要な日本語検定試験

特定技能ビザを取得するためには、技能評価試験と日本語検定試験に合格しなければなりません。

特定技能ビザを取得するための日本語検定には、次の2種類があります。

日本語能力試験(JLPT)

国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)

試験の目的

日本語の能力を測定し、その結果を証明するための試験

生活場面でのコミュニケーションに必要な日本語能力を測定し、「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」があるかどうかを判定するテスト

試験内容

文字・語彙、文法、読解、聴解の4つのセクションがある

「文字と語彙」「会話と表現」「聴解」「読解」の4セクションで構成されている

試験方式

マークシート方式

コンピューター・ベースト・テスティング(CBT: Computer Based Testing)方式により行われる

特定技能ビザの取得には、上記どちらかに合格する必要があります。それぞれの試験について詳しく解説します。

日本語能力試験(JLPT)

日本語能力試験(JLPT)は、非日本語話者の日本語の能力を測定するための試験です。7月と12月の年に2回実施されています。

試験で問われるのは文字・語彙・文法・読解・聴解の4つのスキルで、レベルは5段階にわかれています。

レベル

能力の概要

N1

高度な日本語能力。大学の授業や専門的なビジネス環境での日本語の理解が可能。

N2

中級以上の日本語能力。日常的なビジネス環境での日本語の理解が可能。

N3

中級の日本語能力。日常的な会話での日本語の理解が可能。

N4

初級以上の日本語能力。基本的な日常会話での日本語の理解が可能。

N5

初級の日本語能力。簡単な日常会話での日本語の理解が可能。

特定技能1号のビザを取得するためには、N4以上のレベルが求められます。

試験はマークシート方式です。日本国内47都道府県のほか、海外でも試験が実施されています。

国際交流基金日本語基礎テスト(JFT)

国際交流基金日本語基礎テスト(JFT)は、日本の生活においてコミュニケーションに必要な日本語の能力を測定するためのテストです。「文字と語彙」「会話と表現」「聴解」「読解」の4セクションで構成されています。

外国語の運用能力を測る国際基準のCFERのA2レベルに相当する難易度です。CFERのレベルについては次の表をご覧ください。

レベル

能力

C2(マスタリー)

あらゆる状況で自由自在に言語を使いこなす。

C1(有能な使用者)

難易度の高い長文の理解や、抽象的な議論の表現が可能。

B2(自立した使用者)

主要なアイデアを理解し、具体的な内容の議論や説明が可能。

B1(閾値)

日常生活や旅行中に遭遇する事柄について理解し、自分の意見や計画を述べることができる。

A2(基礎)

基本的な表現や日常的な会話が理解でき、簡単な情報交換が可能。

A1(入門)

ごく基本的な日常表現の理解と使用、自己紹介や簡単な質問への応答が可能。

試験はCBT方式によって実施され、各国のテスト会場でコンピューターを用いて受験します。実施日程はテスト会場によりますが、日本国内であれば、ほぼ毎日どこかの会場で受験可能です。

日本語検定が不要なパターン

特定技能ビザを取得するためには、基本的には日本語検定に合格しなければなりません。しかし、日本語検定が免除されるパターンもあります。

日本語検定が免除されるのは次のような場合です。

  • 技能実習生から特定技能へ移行する
  • すでに特定技能のビザで就労しており同分野で転職する

特定技能ビザで就労している人であっても、別の分野に転職する場合には日本語検定の受検が必要となるため注意してください。

日本国内での特定技能試験の受験資格

日本語検定自体は、日本語を母国語としない人であればだれでも受験可能です。しかし、日本国内で特定技能試験を受験するには、在留資格のある人でなければなりません。

2020年の3月までは、短期滞在の人は日本国内での受験資格がありませんでした。しかし現在は、短期滞在のビザであっても日本国内で特定技能試験の受験が可能です。

ただし、不法残留など在留資格がないまま日本に滞在している場合には受験資格は認められないため注意してください。

特定技能ビザ取得に必要な日本語検定の概要を知っておこう

この記事では、特定技能ビザの取得に必要な日本語検定について解説しました。

特定技能ビザを取得するには、技能評価試験と日本語検定試験に合格する必要があります。日本語検定試験には2種類あり、どちらか1つに合格すれば問題ありません。

また、日本語検定が免除される場合もあります。特定技能ビザ取得のためには、各試験の要件や試験内容を事前に把握しておきましょう。

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