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自動車運行管理ラボ

2025.12.10

カテゴリ:運行管理

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役員運転手のマニュアルはどう作る?役割と作成手順を解説

役員送迎を自社で担うとき、単に運転が上手な人を採用すれば十分とはいえません。万が一の事故や情報漏えいが発生すれば、損害は役員本人だけでなく、企業イメージや取引関係にも及びます。逆に、安心して任せられる役員運転手がいれば、役員は移動中も業務に集中でき、会議や商談の質も高まりやすくなります。

とはいえ、「役員運転手とは具体的にどのような役割を担うのか」「どこまで求めるべきか」が社内であいまいなまま採用や運用を進めてしまうケースも少なくありません。その結果、担当者ごとに判断がぶれてトラブルが増えたり、役員との相性悪化で早期離職につながったりするリスクが高まります。

こうした事態を防ぐには、まず役員運転手の役割や勤務実態、求められる資質を言語化し、共通認識として整理しておくことが重要です。そのうえで、具体的なマニュアルに落とし込めば、採用基準・教育内容・評価の軸が揃い、属人的な運用から脱却しやすくなります。本記事では、役員運転手というポジションをどのように定義し、マニュアルに反映していくべきかを順を追って解説します。

 

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役員運転手とは

役員運転手のマニュアルを作成する前提として「そもそもどのような役割を担う人なのか」を社内で共通認識にしておくことが重要です。

単に車を運転する人ではなく、役員の安全と時間価値を支える存在として位置づけることで、採用基準やマニュアルの中身もぶれにくくなります。ここでは、役員運転手の役割・勤務実態・求められる資質を解説します。

役員運転手の役割

役員運転手は単に役員を目的地まで送り届けるだけでなく、移動時間を安全かつ快適にし、役員の業務効率を高める役割を担います。運転中も電話や資料確認が行えるよう、揺れや騒音を抑えた走行を心がけなければなりません。

役員運転手は、出退勤時の送迎、重要な来客の迎え入れ、会食先や取引先企業への移動、空港・駅への送迎など、多様な場面で運行します。乗車前には車内温度やシート位置を整え、到着時には建物の出入口に合わせた停車位置を選ぶなど、細かな配慮も欠かせません。

また、遅延が許されない予定に合わせて最適なルートと出発時刻を設計し、渋滞や工事情報も踏まえて運行計画を組み立てます。役員が車内で資料を読み込み、次の会議の準備を整えた状態で会場に到着できるかどうかは、運転手の配慮次第で大きく変わります。

移動時間を「ただの移動」で終わらせず、役員のパフォーマンスを高める時間に変える視点が必要です。

役員運転手の勤務実態

役員運転手の勤務実態を理解せずに採用すると、早期離職や安全性低下につながりかねません。

役員の予定は早朝の会議や夜の会食、休日のイベントなどに及び、勤務時間帯はどうしても不規則になりやすい傾向があります。送迎がない時間も自宅待機ではなく、会社近くで待機しながら次の予定に備えるケースが少なくありません。

その間に車両清掃や給油、簡単な点検を行い、いつ呼ばれても出発できる状態を維持します。そのため、稼働時間に対して「運転していない時間」が一定割合発生し、労務管理では拘束時間としてどう扱うかを明確にしておかなければなりません。

また、長時間運転や連日の深夜対応が続くと、疲労による判断力の低下を招きます。休憩ルールや代務の体制を含めて勤務実態に即した設計を行うことが重要です。

こうした勤務実態を事前に説明し、想定される一日の流れを共有しておくことで、採用後のミスマッチを防ぎやすくなります。

役員運転手に求められる資質

役員運転手に求められる資質は、運転技術の高さだけではありません。

第一に、常に安全確認を怠らない慎重さと、狭い道や複雑な市街地でも落ち着いて走行できる安定感が求められます。さらに、複数のルートを頭に入れ、渋滞や工事を避けて時間どおりに到着できるルート把握力と時間管理力が必要です。カーナビ任せではなく、過去の走行経験や最新の交通情報を組み合わせて判断する力が問われます。

また、役員や同乗者との距離感をわきまえた対人対応力も重要です。必要以上に話しかけず、それでいて質問には簡潔に答えるなど、場面に応じた振る舞いが求められます。移動中に耳にした会話や見かけた資料を外部に漏らさない強い守秘意識も欠かせません。

こうした資質を備えた人材を選ぶことで、長期的な信頼関係を築きやすくなります。採用段階で運転記録や面接時の受け答えを丁寧に確認し、試乗を通じてこれらの資質を見極めておくことが重要です。

役員運転手マニュアルの役割とは

役員運転手の採用や配置を検討する企業の多くが、「人に依存しない運用」を課題に感じています。その解決に欠かせないのが、行動基準を文章として定めたマニュアルです。

なぜマニュアルが必要なのか、整備することで何が防げて、どのような価値が生まれるのかを具体的に押さえておくと、作成の優先度を社内で共有しやすくなります。

事故やトラブルの予防効果

役員運転手のマニュアルを整備する最大の狙いは、事故やトラブルの芽を早い段階で摘み取ることにあります。

現場任せであいまいな運用を続けていると、運転手ごとの判断基準がばらつき、速度超過や無理な追い越し、独自の近道ルートなど、リスクの高い行動が積み重なりがちです。マニュアルで「利用すべきルート」「雨天時の車間距離」など判断の基準を明文化すれば、ヒヤリハットの発生頻度を抑えやすくなります。

また、送迎順や待機場所をあらかじめ決めておけば、役員と落ち合う場所の混乱や近隣からの苦情も防げます。小さなトラブルを減らすことが重大事故の予防につながるため、マニュアルは安全管理の土台として機能するといえるでしょう。

加えて、過去に発生したヒヤリハット事例をマニュアル内に盛り込み「この状況ではこう判断する」という具体例を示しておくと効果的です。抽象的な注意喚起だけでなく、現場のイメージが湧く記載にすることで、安全意識は定着しやすくなります。

コンプライアンス確保の効果

役員運転手のマニュアルには、コンプライアンスの観点を必ず盛り込む必要があります。道路交通法はもちろん、会社の就業規則や情報管理ルールと連動した行動基準を示すことで、法令違反や不祥事のリスクを下げられます。

例えば、飲酒後の運転禁止は当然として、前日の深酒後の運転可否、睡眠不足と判断される状態の目安なども具体的に定めておくと運用しやすくなるでしょう。また、反社会的勢力との関係が疑われる依頼への対応方針や、金品の授受を一切行わないことを明記しておくことも重要です。情報機器や紙資料の取り扱いルールも合わせて整理しておけば、運転業務に起因する情報漏えいのリスクも抑えられます。

問題が発生した際には、マニュアルに沿って教育や指導を行っていた事実が会社を守る根拠にもなります。こうしたルールを単に列挙するのではなく、違反が起きた際の社内処分や再教育の流れまで示しておけば、運転手側も自分の立場を理解しやすくなるでしょう。会社としての姿勢を明示することが、日々の慎重な行動を促すことにつながります。

サービス品質維持の効果

役員運転手のマニュアルは、安全管理だけでなくサービス品質の平準化にも役立ちます。

担当運転手が変わるたびに挨拶の仕方や車内の雰囲気が大きく変わると、役員側のストレスにつながります。乗車時の声かけ、ドアの開閉タイミング、車内温度や音量の目安、ペットボトル水の準備有無などをマニュアルに整理しておくと、一定の水準を維持しやすくなるのです。

また、同乗する取引先や来客への対応方針を定めることで、会社全体としての印象も揃えられます。さらに、役員から定期的に感想をヒアリングし、その内容をマニュアルに反映すれば、紙のルールではなく「現場で使われる基準」として育っていきます。

人に依存した属人的なサービスから、会社としての標準サービスへと引き上げる土台になるのがマニュアルです。

役員運転手マニュアルの作成手順

マニュアルは思いついた順に書き足していくと、全体像が見えづらくなり、現場で使いこなされない文書になりがちです。現状把握からリスク整理、章立て設計、レビュー、定期見直しという流れで進めることで、実態に即した内容に仕上げやすくなります。

ここでは、初めての企業でも無理なく進められる具体的なステップを紹介します。

現状業務の棚卸しをする

役員運転手マニュアルの作成は、いきなり文章を書くのではなく、現状業務の棚卸しから始めるのが効率的です。

まずは一日の送迎パターンを洗い出し、出退勤送迎、会食送迎、来客対応、出張時の空港送迎など、どの時間帯にどのような運行が発生しているかを一覧化します。そのうえで、運転手本人だけでなく、総務や役員秘書へのヒアリングを行い、口頭で共有されている暗黙のルールを書き出していきます。

例えば「この役員はこの席に座る」「このビルでは地下駐車場に入らない」など、現場ならではの決め事が見えてくるでしょう。最後に、既存の就業規則や車両管理規程、旅費規程などと突き合わせ、重複や矛盾がないかを確認します。この整理がマニュアル作成の土台となります。この段階で送迎頻度や待機場所、連絡方法などを整理しておけば、後から新しいルールを追加する際も全体像との整合性を確認しやすくなるはずです。

まずは現状を見える化することが、無理のないマニュアル作成への近道になります。

想定リスクを洗い出す

棚卸しができたら、次に行うべきは想定リスクの整理です。

役員運転手に関わるリスクは、交通事故だけではありません。送迎遅延による商談機会の損失、同乗者とのトラブル、車内での情報漏えい、ハラスメントの発生など、多岐にわたります。過去に社内で起きたインシデントや、業界で話題になった事例を洗い出し、「どのような状況で何が起きたのか」を具体的に書き出してみましょう。

そのうえで、ルールを徹底すれば予防できるものと、教育や評価でカバーすべきものに分けます。さらに、発生頻度と影響度の二軸で優先順位を付けておくと、どのテーマからマニュアルに反映すべきかが明確になります。

リスクの洗い出しは一度きりではなく、運用開始後も新たな事例が出るたびに更新していくことが望ましいでしょう。現場で起きた出来事を素早く共有し、ルール化の是非を検討する文化を育てることが予防につながります。

そのためにも、運転手が小さな違和感や不安を気軽に報告できる窓口やフォーマットを用意しておくのがおすすめです。

章立てを設計する

棚卸しとリスク整理を終えた段階で、ようやくマニュアルの章立てを設計します。

ここでは、現場で使いやすい順序かどうかを重視することが重要です。例えば、第一章に総則と目的、第二章に役員運転手の職務範囲、第三章に日常運行のフロー、第四章に安全運転とコンプライアンス、第五章に緊急時対応、第六章に様式やチェックリストといった構成が考えられます。

紙の冊子として渡すのか、社内ポータルで検索できるようにするのかによっても、適切な分量や分割方法は変わります。利用シーンをイメージしながら章立てを決めることで、読み物ではなく「現場で開いて使う文書」に近づけられるでしょう。

章立て段階で目次案を共有し、関係者から意見を集めておくと、後の修正も少なくて済みます。なお、章立ては細かくし過ぎると読み手が迷いやすくなるため、大枠はシンプルに保ちつつ、詳細は章末のチェックリストや別紙に分ける方法も有効です。情報量と使いやすさのバランスを意識して設計してください。

社内関係者のレビュー体制を整える

マニュアルの草案ができたら、社内関係者によるレビュー体制を整えましょう。役員運転手に関わるルールは、安全だけでなく労務、法務、情報管理など多くの領域にまたがるため、特定の担当者だけで判断するのは危険です。

まずは総務や人事、法務、情報システム、役員秘書など関係部門を洗い出し、それぞれに期待するチェック観点を明確にします。そのうえで、順番を決めて回覧し、コメントを集約していきます。可能であれば、一部の内容を試験的に運用してみて、運転手や役員から実際の使い勝手に関するフィードバックを得るとよいでしょう。

レビューと実地検証を組み合わせることで、机上の空論に陥らないマニュアルに仕上げていきます。レビューに時間をかけることは一見遠回りに見えますが、導入後のトラブルや手戻りを減らすという観点では結果的に近道になります。

定期見直しの運用方法を決める

マニュアルは作って終わりではなく、定期的な見直しを前提に運用方法を決めておくことが重要です。

法令改正や道路事情の変化、役員構成の入れ替わりなど、運転を取り巻く環境は少しずつ変化します。最低でも年一回の見直し時期を決め、ヒヤリハット報告やクレーム内容、運転手からの改善提案を材料に改訂の要否を判断するとよいでしょう。

改訂した際には、紙の差し替えだけでなく、説明会や短時間の動画、確認テストなどを組み合わせて周知します。また、改訂履歴を一覧で残しておけば、万一の事故時にも「どの時点でどのルールだったか」を追跡しやすくなり、責任の所在も明確にできます。

マニュアルが常に現場に合ったものであるよう、見直しをルーティン化しましょう。あわせて、見直しの責任者や関与部門をあらかじめ決めておけば、担当者の異動があっても仕組みが途切れにくくなります。運用と改訂が循環する体制を用意することが、マニュアルを長く活かすポイントです。

まずは業務の棚卸しから始めてみよう

役員運転手は、役員の安全と時間価値を支える重要なポジションです。その力を十分に発揮してもらうためには、個人の経験頼みではなく、会社としての考え方や判断基準をマニュアルとして整理しておくことが欠かせません。

まずは、現状の送迎業務を棚卸しし、どこにリスクと属人性が潜んでいるかを洗い出してみてください。そのうえで、本記事の手順を参考に章立て案を作り、関係部門とたたき台を共有するとスムーズに進めやすくなります。

自社だけで整理が難しい場合や、他社事例も踏まえて検討したい場合には、役員送迎や通勤バス運行を得意とする事業者に相談する方法もあります。内部で決めるべきことと外部に委ねる部分を見極めながら、自社にとって現実的で運用しやすい役員運転手マニュアルを整備していきましょう。

 

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