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自動車運行管理ラボ

2022.07.14

カテゴリ:法務/労務管理/規制

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マイクロバスの運転は普通免許ではNG?必要な免許や費用を詳しく解説!

マイクロバス 免許

マイクロバスは、幼稚園の送迎や結婚式場・ショッピングモールへの送迎など短距離の移動によく利用されています。自社でマイクロバスを所有し、送迎を行う場合どういったことを確認する必要があるのでしょうか。本記事では、マイクロバスを運転する際に必要になる免許の取得方法や規格などについて詳しく解説します。

 

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マイクロバスとは

マイクロバス 免許

「マイクロ」という名前の通り、マイクロバスは通常のバスよりも小ぶりで、29人まで同時に搭乗できる特定中型自動車バスです。車両総重量8t未満、最大積載量5t未満の車体がマイクロバスに該当します。主に、短距離の送迎に使用されるシンプルなタイプと、テレビやカラオケなどが設置されている観光用のタイプなどがあります。

レンタカーとしてマイクロバスを借りることもでき、大型バスなどに比べて、価格や維持費がリーズナブルなことがメリットです。大人数でのイベントや頻繁に送迎を行う必要がある場合は、マイクロバスの利用がおすすめです。

 

子供を乗せる場合の定員

マイクロバスの乗車定員は29人ですが、未就学児を乗せる場合は原則1人につき大人2/3人と数えることができるため、43人まで乗車できます。また、チャイルドシートについては、構造的に取り付けが難しいことも多いため使用が免除されています。

 

普通免許では運転できないの?

マイクロバス 免許

マイクロバスは、中型自動車免許の対象にあたります。2007年の道路交通法の改正までは、「普通免許・大型免許」の2種類しかないため普通免許でも可能でしたが、「普通免許・中型免許・大型免許」の3種類に変更になったため、普通免許ではマイクロバスの運転をすることはできません。

そのため、マイクロバスの運転には「8トンの限定がない中型免許か中型二種免許」「大型免許か大型二種免許」のいずれかの免許が必要になります。また、1970年代に交付されていたマイクロバス限定の大型自動車免許は、2007年以降もそのまま使用することが可能です。マイクロバスの運転に必要な4つの免許について、ご紹介します。

  • 8t限定なし中型免許
  • 中型二種免許
  • 大型免許
  • 大型二種免許

 

8tの限定なしの中型免許

2007年の法改正前に普通免許を持っていた人は、免許更新時に普通免許から「中型限定免許」に変わりました。この「中型限定免許」には、運転条例で「中型車は(8t)に限る」との但し書きがついており、運転できる車両の制限があります。8t限定の中型免許で運転できる車両は、車両重量8t未満で定員が10人までのためマイクロバスの運転はできません。8t限定の免許をお持ちの方で、マイクロバスを運転したい場合は、「限定解除」をする必要があります。

中型免許の8t限定解除に必要なこと

中型免許の限定解の受験資格は、20歳以上で運転経験が普通免許取得後2年以上あることが条件です。中型教習車の教習と技能審査で中型免許の8tの制限を解除できます。8tの制限を解除することで、マイクロバスやトラック(車両総重量5t〜11t未満、最大積載量3t〜6.5t未満、乗車定員11人〜29人以下)など車両の運転が可能になります。

 

中型二種免許

中型二種免許の受験資格は、21歳以上で、普通免許や中型免許、大型免許、大型特殊免許などの取得から3年以上があることが条件です。中型二種免許は、限定解除よりも条件が厳しく両眼で0.8以上、片眼で0.5以上の視力、深視力の検査で誤差が2㎝以内であること、信号機の色の判断ができることも求められます。二種免許は運転できる車両が多くなるため、免許取得の条件も厳しくなります。

 

大型免許

大型免許の取得条件は、中型二種と同様ですが運転に支障を及ぼす恐れのある病気、交通違反や事故などで行政処分を受けており欠格期間が終了していない人などは、免許取得ができません。大型免許を取得することで、大型バスや大型トラックの運転(最大積載量6.5t以上、乗車定員30人以上)が可能になります。大型免許の取得は、車体が大きく道幅がギリギリになる場合もあるため、より高い運転技術が必要です。また、免許取得のために教育訓練給付金が利用できる場合もあります。

 

大型二種免許

大型二種免許の取得条件も中型二種と変わりません。大型二種免許を取得することで、観光バスや路線バス(車両総重量11t以上、最大積載量6.5t、乗車定員30名以上)を運転して旅客業務も行うことができます。乗客の命を預かることになるため、より専門的な知識や技術が求められます。

 

免許取得にかかる費用、期間はどのくらい?

マイクロバス 免許

では、マイクロバスを運転するための免許を取得する費用はどのくらいかかるのでしょうか。各教習所によって、料金は異なりますが相場の価格帯として参考にしてみてください。

MT

AT

8t限定解除

7万〜10万円

9万円〜14万円

中型免許の取得

20万円

23万円

大型免許の取得

30万円

 

 

8tの限定解除に掛かる費用

自動車学校(教習所)に通う場合、中型8t限定で7万〜10万円程度、中型8tAT限定で9万円〜14万円程度の料金が相場とされています。自動車学校で4〜6時間の技能教習を受け、運転試験場に免許を申請することで早ければ5日程度で解除できます。また、自動車試験場で直接試験を受けることもできます。試験費用は、3,000円ですが、合格率が20〜30%とかなり難しいためなかなか合格できない場合、時間や費用が多く掛かってしまうことがあるので注意が必要です。

 

中型免許の取得に掛かる費用

取得済みの免許により費用が異なりますが、マニュアルの普通免許では20万円程度、オートマの普通免許では23万円程度で取得が可能です。

 

大型免許の取得に掛かる費用

大型免許も中型免許と同様に既に取得している免許によって費用が変わってきます。マニュアルの普通免許では30万円程度、中型免許を持っていたら20万円程度で取得できます。

 

マイクロバスを運転が不安なら、送迎代行サービスがおすすめ

マイクロバス 免許

マイクロバスは、大型バスや中型バスに比べるとコンパクトですが、普通車より1.5倍も大きいため慣れるまで運転の難易度は高いと言えます。運転に慣れている人でも、初めて運転する場合は普段と違う大きさになると難しいと感じるのではないでしょうか。免許を取得しても運転に慣れるまでに時間が掛かることもあるため、急な対応でマイクロバスの運転が必要な場合は困ってしまいます。また、免許の取得にも難しい試験や教習が必要です。マイクロバスの運転に不安がある場合は、送迎代行サービスがおすすめです。

ビジネスサポートでは、マイクロバスの車両をご用意いただくだけで、プロのドライバーの派遣と業務にかかわる全ての事務手続きを代行いたします。免許を取得する時間やドライバーを探す時間を掛けずに、安心安全な運行を依頼できます。送迎代行サービスであれば、全てを一任できるため採用の手間や急な欠勤による送迎の運休を心配もありません。マイクロバスの運行には、ぜひビジネスサポートの送迎代行サービスをご検討ください。

 

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