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自動車運行管理ラボ

2023.11.18

カテゴリ:自動車運行管理DX

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MDMとは?活用するメリットや主要ツール・選び方まで徹底解説

MDM

「業務用のモバイル端末を利用しているけれど、セキュリティ面が不安…」「業務用端末の管理をもっと簡単にしたい」とお考えではありませんでしょうか?

外出先にも持ち歩けるモバイル端末はいつでも連絡や保存したデータの確認ができて便利ですが、紛失や盗難、ウイルス感染などのリスクもあります。

そこで本記事では、業務用のモバイル端末をまとめて管理するのに便利なMDMについて解説します。

MDMとは

mdmとは

MDMとは、Mobile Device Managementの略で、業務に使われるスマートフォンなどのモバイル端末をまとめて管理する手法や、それに使われるシステムのことです。

近年ではモバイル端末を業務に利用することも増えています。しかし、販売されたままのスマートフォンは業務に適した仕様になっていませんし、セキュリティ面にも不安があります。

そこで利用されるのがMDMです。MDMを利用すれば、業務用端末として適した機能を持たせるとともに、セキュリティ対策も可能です。ツールによって細かい部分は異なりますが、多くのシステムに採用されているのは次のような機能です。

  • ソフトウェアの配布
  • アプリのインストール制限
  • 機能制限
  • 遠隔ロック
  • データ消去
  • GPSによる位置の把握


ソフトウェアの配布機能を利用すれば、各社員がソフトウェアの準備やアップデートを行う手間が省けます。また、違ったバージョンの利用が原因のトラブルを避けられます。

アプリのインストール制限や機能制限は、業務以外の用途に端末が使われるのを防ぐ機能です。本来の用途以外の利用を防止し、さまざまなトラブルを予防します。

万が一紛失や盗難があった時には、遠隔ロックやデータ消去の機能を使えば第三者の不正利用を防げます。

業種によっては、GPSによって社員の位置を把握することで業務の効率化が可能です。

このように、MDMを導入することでスマートフォンなどを業務用として使いやすいようにカスタマイズできます。

MDMを導入するメリット

mdmとは

MDMを導入する主なメリットは次の3つです。

  • 情報漏洩を防げる
  • 情報漏洩を防げる不正なプログラムのインストールを防止できる
  • アプリやファイルを一括で送信できる


それぞれ、詳しく解説します。

情報漏洩を防げる

MDMの導入で、情報漏洩を防げます。業務用の端末には、顧客の個人情報や企業の機密情報など、他者に見られてはいけない重要な情報が数多く保存されています。万が一紛失や盗難にあった場合、中のデータを守らなければなりません。

MDMが導入されていれば、端末の紛失や盗難に気付いた時にすぐロックをかけられます。データの消去も可能なため、端末が第三者の手に渡ってしまった場合でも情報漏洩のリスクが下がります。

不正なプログラムのインストールを防止できる

アプリのインストール制限や機能制限をかけておけば、不正なプログラムのインストールを防止できます。

インターネット上にあるアプリやプログラムは、安全なものばかりではありません。社員が自由にプログラムをインストールできる状態にしておくと、ウイルスやマルウェアなどに侵入されるリスクがあります。

また、プログラム自体は悪いものでなくても、業務用に使っている他のプログラムと相性が悪く、トラブルを引き起こす可能性も否定できません。

許可されたプログラム以外はインストールできないようにしておけば、業務用端末のさまざまなトラブルを避けられる可能性があります。

アプリやファイルを一括で送信できる

MDMツールを使うと、アプリやファイルの一括送信も可能です。業務で使うアプリは、全ての社員が常に適切なバージョンを利用するのが理想です。しかし、各社員に管理を任せると、業務の忙しさからアップデートを後回しにするなどのリスクがあります。

ツールを使って全社員のアプリを一括でアップデートし、必要があれば新規のアプリを送信できるようにしておけば、全社員の端末を常に最適な状態にしておけます。また、全社員がそれぞれ作業を行うのではなく、一括で作業を行うことでトータルの作業時間の削減も可能です。

さらに、ファイルの一括送信機能でファイルを業務用端末に送っておけば、常に最新のデータを利用しながら打ち合わせや商談ができます。

MDMツールの選び方

mdmとは

MDMツールには、さまざまな種類があります。MDMツールを選ぶ際のポイントは次の3つです。

  • 必要な機能がそろっているか
  • 自社の環境で使いやすいか
  • サポートが充実しているか

それぞれ、詳しく解説します。

必要な機能がそろっているか

MDMツールは、種類によって機能が異なります。まずは、なんのためにMDMツールを使うのか目的を明確にし、どんな機能が必要かリストアップしておきましょう。

機能が多ければ多いほど良いと考える方もいるかもしれませんが、多機能なMDMツールはその分費用がかかることもあります。予算とのバランスを確認しながら、適切なMDMツールを選んでみてください。

自社の環境で使いやすいか

自社の環境で使いやすいMDMツールか事前に確認しておくことも重要です。例えば、iOSの端末を多く使用しているにも関わらず、Andoroid端末向けの機能が充実しているMDMツールを選ぶのは得策とは言えません。

また、パソコンとスマートフォンを連携しながら使っている場合、それぞれの機能に大きな差があると使いにくいケースもあります。

自社でどのように端末を利用しているかを考え、どのようなMDMツールが合っているか検討してみましょう。

どのような種類のサービスを展開しているか

MDMツールには、オンプレミス型とSaaS型の2種類があります。

オンプレミス型とは、自社のサーバー上でMDMツールを運用するスタイルです。自社でメンテナンスできる点はメリットでもありますが、言い換えればメンテナンスのための人員が必要なスタイルでもあります。また、オンプレミス型の場合初期費用もかさみます。

SaaS型とは、クラウド上でMDMツールを運用するスタイルです。導入やメンテナンスにかかる手間やコストが少ないことから、現在はSaaS型の方がよく使われています。

おすすめのMDMツール12選

1.MobiControl

mdmとは

※引用:MobiControl公式サイト

弊社でも利用しているMobiControlは数千台〜数万台の端末のアプリケーションを、本部で一元的に管理運用することが可能なMDMツールです。配信だけでなく更新や削除も容易に実施でき、現場従業員が操作することなく自動でアプリのアップデートをすることができます。

また、ランチャー機能を使用して独自のホーム画面を用意し、従業員が使いやすい自社サービスに特化したデバイスを利用できます。

<弊社利用シーン>

  • スマホ・タブレットのランチャー化
  • スマホ・タブレット・PCの管理

<効果>

弊社では、MobiControlを活用して各顧客先ごとに端末を配置し、運転手の勤怠管理をワンタップで行っています。また、端末上ではRoannaをインストールし、現地スタッフのマニュアル閲覧ツールとしても利用できるようになっています。

本部で一括管理ができるので、情報のアップデートや削除も現場の手を煩わせることなく、リアルタイムで統一して配信することができています。さらに、アンチマルウェアやWebフィルタリングなどのセキュリティ対策機能も含まれているため、端末を安全に利用できます。

2.SPPM

MDM

※引用:SPPM公式サイト

SPPMは、株式会社AXSEEDが提供する法人向けの国産モバイルデバイス管理サービスです。日本で最も長い15年の運用実績を持ち、警察、消防、自治体、金融、警備、ゼネコン、製薬、報道、外食チェーンなど、多様な業種で利用されています。

初期費用0円で1台から契約可能。専門家が導入から初期設定までサポートしてくれるため、これまでMDMを利用したことがない小規模な事業者でも利用しやすいでしょう。

AndroidやiOSのスマートフォンだけでなく、MacやWindowsにも対応しています。無料トライアル期間があるため、まず試してみてから導入を決められるのも嬉しいポイントです。

3.SPPM Forcus

MDM

※引用:SPPM Forcus公式サイト

SPPM Forcusは、Androidスマートフォンやタブレットを業務に活用するためのサービスです。企業のニーズに合わせたデバイスの選定や、導入に必要な設定などのサポートもうけられます。

飲食店や小売り、展示会、商業施設などさまざまな業界やシーンでの活用が可能。機能やボタンの制限、緊急時の情報漏洩対策、アプリの強制インストール・アンインストールなどの機能が搭載されています。

4.mobiconnect

MDM

※引用:mobiconnect公式サイト

さまざまなOSやデバイスが混在するクロスプラットフォーム環境に適したMDMです。企業だけでなく、学校や教育委員会などさまざまな環境で活用されています。

顧客重視の運用方針が魅力で、使いやすさと顧客満足度を重視して日々改善を実施。スタッフが多くのケースを熟知している国産MDMで、豊富なノウハウと品質の高いサポートを期待できます。

5.CLOMO MDM

MDM

※引用:CLOMO MDM公式サイト

CLOMO MDMは、すべて自社で開発・運用・サポートを実施しているツールです。専任チームが実施するサポートが魅力で、製品の使い方や運用上の疑問だけでなく、利用の準備に関する質問もできます。

それでも不安な場合には、有償ではありますが設定環境の支援や管理者向けのトレーニングコースも利用可能です。

管理台数の上限がなく、1万台を超えるデバイスを管理しているケースもあります。クロスプラットフォーム対応で、iOS、Android、Windowsの各OSを一元的に管理できます。

6.Optimal Biz

MDM

※引用:Optimal Biz公式サイト

Optimal Bizは、Webブラウザ上から簡単にモバイル端末を一括管理できるMDMサービスです。遠隔からのロックやデータ消去、スクリーンロックの強制や暗号化の設定により、セキュリティーを強化可能です。

大量端末の一括設定で導入時の作業コストを抑えられるとともに、レポート機能や管理者へのアラート通知、アプリ配信などの機能でスムーズな運用が期待できます。

SaaS提供モデルのほか、さらに高いセキュリティが求められる企業向けの閉域オンプレミス構築モデルもあります。また、オプションでURLによるフィルタリングやメール・スケジュールなどにアクセスできるリモートアクセス機能も利用可能です。

7.BizMobile Go! Direct

MDM

※引用:BizMobile Go! Direct公式サイト

BizMobile Go! Directは、専門知識不要で簡単に設定でき、端末状態の自動監視と見える化により業務端末管理の工数を削減できるMDMツールです。それでも難しいと感じるときには、最適な運用プランの提案や管理画面の設定代行、開発支援など、負担を軽減するサポートもあります。

基本的なセキュリティと管理機能が搭載されているのはもちろん、オプションを利用すればさらに高度なセキュリティ対策や他社アプリとの連携機能も利用できます。

AIによる状態管理とルール適用、さらにアプリや設定の一括適用も可能で、端末管理の時間の削減が期待できるツールです。業務時間や業務エリアに基づいて業務アプリの表示・非表示を切り替えられるため、働きすぎ防止にも役立ちます。

8.Jamf Pro

MDM

※引用:Jamf Pro公式サイト

Jamf Proは、Appleデバイスの管理に特化したMDMツールです。アプリの管理機能は自動化されており、タイムリーに配信できます。

また、従業員に対して独自のアプリストアを提供可能な点も魅力です。従業員はヘルプデスクに問い合わせることなく自分でアプリのインストールやアップデート、デバイスのメンテナンスができます。

9.FENCE-Mobile RemoteManager

MDM

※引用:FENCE-Mobile RemoteManager公式サイト

FENCE-Mobile RemoteManagerは、ハードウェア情報やインストールされたアプリケーション情報を収集し、一元管理できるMDMツールです。カメラや画面キャプチャ、USB接続、SDカードなどの機能を制御し、悪用を防ぎます。

さらに、事故発生時のデバイス位置把握やリモートロックも可能。有料でウィルス対策やアクセス可能なサイトの制限もできます。

専用端末化、アプリケーションのサイレントインストール、端末再起動、システムバージョンアップ制御など、Androidデバイスで業務アプリケーションを本格運用するための支援機能が充実したツールです。

10.MDM MoDeM

MDM

※引用:MDM MoDeM公式サイト

MDM MoDeMは、MDM機能に加えて、モバイルアプリ管理とモバイルコンテンツ管理を統合したEMMソリューションの提供を受けられるツールです。モバイルの管理状況を把握し、盗難・紛失時にはリモートでのデータ消去も可能です。

設定したグループごとに、ドキュメントやアプリ、位置情報、ショートメッセージの一斉配信ができます。アンドロイド端末では、インストールされているアプリ情報の確認や、アクションログの表示機能もあります。

MoDeMセキュアブラウザ機能を使えば、Androidでもウェブサイト管理ができるのも嬉しいポイントです。

11.ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント

MDM

※引用:ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント公式サイト

ソフトバンクの「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」は、スマートフォンやタブレット端末などの業務利用デバイスを一元管理するシステムです。

さまざまなデバイスをリモートから管理し、業務に必要なアプリのインストールやセキュリティポリシーの一括適用が可能。特定の端末のみ、社内情報資産へのアクセスを許可するといった設定もできます。

緊急対応は24時間365日実施。政府情報システムに求められるセキュリティ基準を満たしたサービスとして認定されています。

12.Ivanti

MDM

※引用:Ivanti公式サイト

IvantiのMDMは、端末への制限適用やセキュリティーポリシーの設定、実行の手間を削減できるツールです。各スタッフの役割や現在地、デバイスの種類などの条件によって、アプリのインストールや削除もできます。

企業のネットワークやデータに対するアクセス制限の制御も可能。デバイスで常時実行されるよう最適化された機械学習アルゴリズムを用いて、オフラインの状態でも危険を察知するデバイス保護機能もあります。

MDMを使って安全なモバイル端末の利用を

現在では、業務用のモバイル端末はビジネスに欠かせないものです。しかし、販売されている端末をそのまま利用したのではリスクもあります。MDMを利用すれば、セキュリティ面の向上だけでなく、業務効率アップも期待できます。

業務用モバイル端末の管理にお悩みでしたら、ぜひMDMツールを利用してみてはいかがでしょうか。

 

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