2022.12.30
カテゴリ:セミナー
タグ:ドライバー募集
オンライン面接率98%をかなえた、2022年ビジネスサポートの取り組み現役面接担当者による採用活動シリーズでは、実際の面接で役立つ情報をご提案しています。
弊社ではbellFaceというオンライン営業システムを採用にも活用して、全国の採用業務を大阪本社のメンバーが取り仕切っています。
インターネット回線を使わず電波のみでテレビ電話をしているため、音が切れることもなく、録画・録音できる機能が搭載されていることも嬉しいポイントのようです。
前回の記事では、実際の面接の録画画面やオンライン面接を受けるにあたってのポイントを紹介しました。本記事で採用活動シリーズは終わりとさせていただくため、締めくくりのまとめをさせていただきます。
1.面接のオンライン化は必要なのか?
最近よく聞くIT化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入……コンピューターがより高性能になった今、たしかにシステムを導入することで、業務が効率化できるように思います。しかし、その恩恵を受けられているのはごく少数の大企業で、我々のような地元の企業には難しいことのように感じてしまいます。
2022年に実施されたPwCJapan社の調査によると、「経営戦略に基づき、全社的にDXに取り組んでいる」企業は約60%いるものの、成果につながっている企業はおよそ10%に留まり、まだ活用段階までは進んでいない企業が大多数を占めています。
コロナ渦の影響によりリモートワークやオンライン化が進んでいるとは言うものの、一般の消費者にとってはまだまだオンラインで何かをするということは、円の少ないことなのかもしれません。
そんな中、私たちは2022年にオンライン面接を実施するシステムを社内に導入しました。全国に拠点と顧客を持つ弊社にとって、オンライン面接は今やなくてはならない存在になっています。
2.面接をオンラインに切り替えることによるメリット
弊社が利用しているbellFaceは元来オンライン営業ツールとして販売されているものです。もちろん営業部もbellFaceを利用して営業活動を行うこともありますが、もっぱら採用業務で活躍しています。
面接をオンラインに切り替えてみて、実際に感じたメリットを3つご紹介します。
- 1.最短即日で面接ができるから、応募者のやる気を損なわせない
- 2.面接のリスケや無断キャンセルが明らかに減少した
- 3.面接にかかる経費が節約できた
1.最短即日で面接ができるから、応募者のやる気を損なわせない
これは採用活動をしていればたまにあることなのですが、応募から面接までの日数があいてしまうと、応募者のモチベーションが低下して面接に来ない、ということがあります。我々採用担当者としては、「自分の対応に不手際があったのではないか」という不安や、「採用投資が回収できない」という面でも心臓に悪いです。それほど、応募からすぐ面接に移行できる環境は重要です。
ある時の採用活動では、応募者との連携がスムーズにいき、日程調整からすぐにWeb面接を実施したこともあります。応募からWeb面接まであまりの速さに応募者はやる気を損なうことなく、Web面接を行うことができ、その方は採用まで至りました。Web面接後に行っているアンケートでは、最高評価の星5つ、「初めてのWeb面接、わかりやすい説明と案内で助かりました」と嬉しいコメントもいただけました。
2.面接のキャンセルや無断欠席が明らかに減少した
面接担当者は毎月末、どの採用サイトからの応募が多いのか、どこに予算を投入するべきか、応募からの面接移行率は何%なのか、などを数値化して来月の改善などを計画しています。
その時に明らかになったのが、「対面の面接よりもオンライン面接の方が、キャンセルや無断欠席が明らかに減少した」ということです。私たちも数値を見てビックリしたのですが、応募者の中から面接に移行する方をふるい分け、面接日時を設定した方でキャンセルとなった方は1人もいませんでした。(総450名中98%。うち2%は対面面接)
オンライン面接をするようになって、応募してきた方からも「やりやすい」「わかりやすい」と言ってもらえています。
面接をオンラインに切り替えるメリットについては、別記事「ある面接担当者が、Web面接で利用者から得た反応と気付き」もご覧ください。
3.熟年層や高齢者にもインターネット利用が増加したことによる影響
ビジネスのオンライン化がここ2年ほどで加速した一方で、すべての人がオンラインに適応しているわけではありません。総務省の令和2年度通信利用動向調査によると、インターネット利用率は定年を迎えた60歳ごろから減少するようです。
参考:令和2年度通信利用動向調査|総務省
弊社のドライバー求人に応募していただく方の多くは、第2の人生としてドライバーの仕事をしたい方や、インターネットに慣れていない方です。そういったインターネットを使い慣れていない方々からは、「担当者と直接会いたい」と対面の面接を依頼されることも少なくありません。
多くのオンライン通話ツールは操作が煩雑であるがゆえに、他社でオンライン面接を受けたことがある方には、結局面接まで行きつくことができず、面接を受けることすらできなかった経験があるというのです。
そういったインターネット利用に慣れていない方にも対応できる、オンライン面談ツールを選ぶ責任が、企業にはあるように思えます。
4.ビジネスサポートで行った、オンライン面接数は450名超え!
弊社で4月から開始したオンライン面接では、450名を超える方とつながって、お話をさせていただきました。応募者は機械に弱い方、スマホに変えたばかりの方、リモート経験者などさまざま。
特にbellFaceはSMS(電話回線を介したメッセージ送信やテレビ電話)を使ったやりとりが非常に使いやすいと評判です。一般的な面接用URLをクリックしてカメラを設定して…といった煩雑な設定が応募者側で必要ないため、簡単すぎて面接には欠かせない存在になったとのこと。
これからも、オンライン面接をやったことが無い方、スマホに慣れていない方にも一つ一つ丁寧なご説明を心掛け、一期一会を大切にして参ります。
面接担当より
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