2023.04.23
カテゴリ:セミナー
タグ:ドライバー募集
採用は定量的に評価できる体制を作ることで、採用単価が業界平均を下回ることができる採用未経験者から始める採用シリーズも今回で4回目となりました。こうして会社のホームページ上で残していくことで、自分の振り返りができることはもちろん、社内へ採用チームがやっていることの共有や、同じく採用に悩んでいる方との情報共有ができていると思うと、楽しくなってきて「あれも書きたい」「これも書きたい」とアイデアがどんどん湧いてきます。
今回は前回の「多くの求職者を集めるなら、求人媒体選びが重要!」の続きとして、求人広告費用の面から見た求人媒体選びについてお話していきます。
採用単価が1年で業界平均の2分の1まで削減できた
私が採用チームに抜擢されたのは、2022年4月からでした。それまではお客様対応など営業的な側面が大きい部署にいたため、採用業務の経験は皆無です。そんな中毎月予算を与えられ、どうやったら必要数のドライバーさんを確保することができるのか…とはじめは雲をつかむような話でした。
こちらの表はある求人媒体に投資した広告費と採用数、一人当たりの採用単価を1年分表にざっくりとまとめたものです。
※実数値とは異なります
毎月の求人広告費はだいたい30万~60万円ほどで、採用単価は2~6万円でした。初めて採用業務を担当した4月は1人採用に10万円もかかっており、当時はこれが良いのか悪いのかもわかっていませんでした。今になってみると高すぎることがわかるんですがね。とにかく毎日トライ&エラーを繰り返し、「先月よりも改善しよう」という気持ちでPDCAを繰り返していたら、平均で4.6万円、中には2.2万円なんて月もあります。
新卒・中途採用の大手であるネオキャリアによると、アルバイト1人を採用するために必要な平均採用単価は約6.4万円であったと公表されており、業種によっては10万円近くかかることもあるようなので、弊社はだいたい2分の1の採用単価で応募してきてくれているみたいです。これには私もにっこり。
採用は単価だけじゃなく、結局人数が最も重視される
ここまでお金の話をしてきましたが、いくら採用単価が1万円になろうが削ることができるようになろうが、必要なドライバー数を確保できなければ、採用チームのミッションは失敗です。
10人の採用が必要なのに、採用単価1万円で5人しか集まらなかった場合と、採用単価4万円で10人集まった場合とでは、明らかに後者の方が正義なのです。5人しかいなければその現場は回らなくなってしまいます。
だから限られた広告予算の中で、どの媒体にいくら使って、どの媒体の応募者が意欲的なのかを感じ取って、ミッション数を達成するための計画が重要なのです。
現場とのギャップを埋めるためには、教育体制の改善が必要だが。
求人応募から採用を判断するのは採用チームですが、最終的に働いてもらうかを判断するのは現場です。採用チームでは条件に当てはまって良いと思ったのに、現場で不採用になることは往々にしてあります。
そこには現場と採用チームのギャップが存在しているわけで、そのギャップを放置していては、効率的な採用活動につながりません。なぜこの応募者は不採用になってしまったのかを分析して、ドライバーの教育体制やチームの改善を行っています。
今全社的に社内の教育体制は問題になっているため、粛々と動き始めています。
これから新しい採用広告にもチャレンジしていき、採用活動を最適化していきたい
これまでは社内で点と点のバラバラになっていた採用活動が採用チームに集約されたことで、採用単価などあやふやになっていたものが可視化されるようになりました。数字で定量的に評価できるようになったことで、PDCAが格段に回りやすくなりましたし、ひいては会社の利益貢献にもつながっています。チャレンジした甲斐があるものです。
今は求人媒体への掲載、求人媒体内での広告のみを実施している状況のため、新しいことにもチャレンジしていきたいと計画しています。具体的には、リスティング広告やディスプレイ広告を使った採用広告です。これには専門の広告知識が必要であるため、専門家の助けを借りながら実施していけたらいいなあと思います。