2023.10.13
カテゴリ:セミナー
タグ:外国人材採用
日本で働く外国人労働者はどこの国の人が多い?急増している国籍は?日本で働く外国人労働者は年々増加しています。どのような国の人が働きに来ているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、日本で働く外国人労働者の数が多い国と、対前年比増加率が高い国を紹介。さらに、外国人労働者から見た日本の魅力も紹介します。
日本で働く外国人労働者について詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
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日本で働く外国人労働者の数が多い国
まずは、日本で働く外国人労働者には、さまざまな国籍の人がいます。日本で働く外国人労働者の人数を多い順に3カ国ピックアップすると次の通りです。
国籍 |
人数 |
全体に占める割合 |
ベトナム |
462,384人 |
25.4% |
中国 |
385,848人 |
21.2% |
フィリピン |
206,050人 |
11.3% |
各国の労働者が多い理由や、主に従事している職種を詳しく紹介します。
ベトナム
日本で働いている外国人労働者の中で、一番多いのがベトナム国籍の人です。ベトナム出身の労働者は、特に製造業や建設業、サービス業に多く見られます。
これは、ベトナムが日本との経済的なつながりが強く、多くの日本企業がベトナムで事業を展開していることが影響しています。また、日本の技術教育や職業訓練がベトナムで高く評価されているため、技術を学ぶ目的で日本に来るケースも少なくありません。
ベトナムと日本は文化的にも相性が良く、言語の習得が比較的容易であることも、日本で働く労働者が多い理由のひとつです。
中国
ベトナムに次いで2番目に多いのが、中国国籍の労働者です。
中国出身の労働者は多様な業種で活躍していますが、特に製造業・IT業界・飲食業・教育業界での需要が高い傾向があります。
日本は中国と地理的に近いことに加え、多くの企業が中国と日本の両国でビジネスを展開しており、経済的なつながりも強いといえるでしょう。また、中国では日本の高度な技術や教育制度が評価されていることも、中国から日本に働きにくる人が多い理由です。
フィリピン
3番目に多いのは、フィリピン国籍の労働者です。
フィリピン出身の労働者は、日本で特に看護師や介護士として多く働いています。看護師や介護士として働くフィリピン人が多い理由は、フィリピンでの医療教育が高いレベルにあることです。また、フィリピン人はコミュニケーション能力が高く、患者や高齢者との関わりの面でも評価が高い傾向があります。
フィリピンでは英語が公用語のひとつであり、コミュニケーションの障壁が比較的低いことも、日本で働く人が多い理由と考えられています。
外国人労働者の対前年増加率が高い主な3つの国
外国人労働者の対前年増加率が高い国は次の3カ国です。
国籍 |
人数 |
対前年増加率 |
インドネシア |
77,889人 |
+47.5% |
ミャンマー |
47,498人 |
+37.7% |
ネパール |
118,196人 |
+20.3% |
各国の労働者が増加している背景や主に従事している業種を紹介します。
インドネシア
インドネシア出身の労働者は、製造・介護・飲食など多岐にわたる業種で活躍しています。特に介護業界においては、インドネシア人労働者の人当たりの良さと専門スキルが高く評価されています。
インドネシアからの労働者が増えている理由のひとつが、若年層における失業率の高さです。2023年2月時点で、インドネシアの15歳から24歳の失業率は16.49%と発表されており、国内での雇用機会が限られていることがうかがえます。
国内での雇用機会が限られていることから、日本をはじめとした外国で働くことを目指すインドネシア人が増えているのです。
ミャンマー
ミャンマー出身の労働者は、製造業・建設業・農業などの分野で特に多く働いています。製造業では、自動車や電子機器の組み立て作業に従事する人が多く、建設業では土木や建築の現場で活躍しています。
ミャンマーからの労働者が増加している背景にあるのが、ミャンマーの経済状況です。ミャンマーの経済は成長しているものの、依然として多くの人が貧困状態にあり、より良い生活を求めて来日します。ミャンマー政府と日本政府が技能実習制度や特定技能ビザを活用していることも、来日を後押ししていると考えられます。
また、ミャンマーは仏教の国であり日本と文化的な親和性があることも、労働者が働く際の心地よさにつながっているようです。
ネパール
ネパール出身の労働者は、主に製造・建築・飲食などの業界で多く働いています。
ネパールは発展途上国であり、多くの人々が経済的な理由で海外での就労を求めているのです。日本は、その選択肢のひとつとして人気があります。
技能実習制度や特定技能ビザを活用できるのが、ネパールから日本に働きにくる一つの理由です。また、ネパールには仏教の影響を受けた文化も多いことから、日本の文化との親和性が高いと考えられています。
ネパール出身の労働者は、日本での外国人労働者の中で急速に増加しているグループの一つです。最新の統計によれば、ネパール出身の労働者は約7万人を超え、全体の約3%を占めています。
外国人労働者から見た日本の魅力
外国人労働者から見ると、日本には次のような魅力があります。それぞれ、詳しく解説します。
- 安全な環境
- 高い技術水準
- 良い労働条件
安全な環境
日本は世界で有数の安全な国とされており、その治安の良さは外国人労働者にとって大きな魅力のひとつです。
多くの外国人労働者は、家族を養うために日本で働いています。そのため治安の良い環境は、家族も安心して日本で生活できるという点で非常に重要です。また、安全な環境は外国人労働者が日本で長期間働く意欲を高める要因にもなります。
さらに、高い治安レベルは社会全体の安定にも寄与します。安全な環境があれば外国人労働者は地域社会や文化に対してもオープンな姿勢を持ちやすく、地域社会に多様性と活力をもたらすでしょう。
治安がよく労働者が安全を確保しやすい環境は、外国人労働者が安心して仕事に集中できるだけでなく、地域社会に参加できる可能性も高めます。
高い技術水準
日本は世界でもトップクラスの技術力を持つ国として知られています。この高い技術水準は、外国人労働者にとって非常に魅力的な要素です。
高い技術力をもつ企業での経験は、国際的なキャリアを築く上で非常に価値のあるものとされています。また、ITや医療産業など技術が高い分それに見合った報酬が期待できる職種も多くあり、家族を支えるうえでも大きなメリットです。
単に働く場所としてだけでなく、自身の成長の場としても非常に価値のある環境だと考えられています。
良い労働条件
日本は労働法がしっかりと整備されており、労働者の権利が保護されています。
福利厚生は充実しており、外国人労働者でも健康保険に加入できます。また、企業によっては社員食堂や住宅手当などの福利厚生を用意しているケースも珍しくありません。
また、雇用が安定している点も魅力のひとつです。一度採用されれば解雇される可能性が低いため、特に経済的な安定を求める外国人労働者にとっては魅力と感じられやすい傾向があります。
アジア圏から働きにくる外国人労働者が多い
日本で働く外国人労働者のうち、もっとも多いのはベトナム国籍の人です。また、インドネシアやミャンマー、ネパールなどの国からの労働者も急増しています。これらのデータからは、日本で働く外国人労働者にはアジア圏の人が多いことがわかります。
外国人労働者を受け入れたいと考えている企業は、アジア圏の言語や文化について理解を深めておきましょう。
外国人労働者にとって、日本は安全で高い技術水準を持った魅力的な国です。外国人労働者に長く働いてもらいたい、多くの外国人労働者を受け入れたいと考えているのであれば、これらの点にも注目してみてください。
優秀な人材を採用したい方へ
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