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自動車運行管理ラボ

2024.09.20

カテゴリ:安心/安全/教育

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シートベルトで安全性はどのくらい変わる?

車に乗る際、運転席や助手席ではシートベルトを着用しているけれど、後部座席では着用していないという方も多いのではないでしょうか。実際、後部座席でのシートベルト着用率は、運転席や助手席に比べて低い傾向にあります。しかし、後部座席でもシートベルトを着用することが、自分自身と同乗者の安全を守るために重要です。

この記事では、シートベルトの基本的な役割と事故時の効果について解説し、後部座席でのシートベルト着用の必要性やその方法について詳しく説明します。

シートベルトの正しい使い方を学び、安全なドライブを楽しみましょう。

シートベルトの基本的な役割と事故時の効果

シートベルトは、自動車事故時に乗員の安全を守るためのもっとも基本的で効果的な装備です。

シートベルトを着用することで、急停車や衝突などの衝撃が発生した場合の怪我リスクを大幅に減らせます。また、体を固定することでエアバッグの効果を最大限に引き出し、重傷を防ぐ役割もあるのです。

警察庁が発表した「後部座席シートベルト着用・非着用別致死率」の調査によると、後部座席におけるシートベルト非着用時の致死率は、一般道路ではシートベルト着用時の約3.3倍、高速道路では25.9倍にものぼるとされています。

シートベルトは、万が一の事故発生時に命を守るための欠かせない装備だといえるでしょう。

後部座席でもシートベルトを着用すべき理由

最近の乗用車は、助手席や運転席に乗車した人がシートベルトを着用していないと、警告音が鳴ります。そのため、運転席や助手席に乗る場合にはシートベルトを着用しているという方がほとんどでしょう。

しかし、前方の座席だけでなく、後部座席に座る際にもシートベルトの着用は重要です。後部座席でもシートベルトを着用すべき理由について、詳しく解説します。

  • 自分と同乗者の安全を確保するため
  • 車外放出のリスクを避けるため
  • 法的義務を遵守するため

自分と同乗者の安全を確保するため

後部座席でのシートベルト着用は、万が一の事故時に自分だけでなく車内の全員の安全を守るために欠かせない要素です。

後部座席の乗員がシートベルトを着用していないと、衝突の際に前席の乗員にぶつかり、重大な怪我を引き起こす危険があります。実際、後部座席の人が飛び出して前席の人に衝撃を与え、大けがにつながった事故も報告されています。こうしたリスクを防ぐためにも、後部座席でのシートベルト着用が必要です。

後部座席でもシートベルトをしっかりと着用することは、自分自身だけでなく、他の同乗者の命を守るためにも非常に重要だと言えるでしょう。

車外放出のリスクを避けるため

後部座席でシートベルトを着用することは、事故時の車外放出のリスクを大幅に減らすためにも重要です。

シートベルトをしていないと、衝突の衝撃で後部座席の乗員が車外に投げ出される危険性が高まります。車外に放り出された場合、硬い路面や他の車両との衝突で命を落とすリスクが高まってしまうのです。

実際に、高速道路でシートベルトを着用していなかった後部座席の乗員が車外に放り出され、死亡した例もあります。

車外に投げ出されるリスクを避けるためにも、後部座席でのシートベルトの着用は欠かせません。

法的義務を遵守するため

後部座席でシートベルトを着用することは、法律で定められた義務であり、交通法規を守るために欠かせません。

日本の道路交通法では、高速道路や自動車専用道路を走行する際、すべての座席でのシートベルト着用が義務付けられています。これを守らないと、運転者に罰則が科されることになります。すべての乗員がシートベルトを正しく着用することが求められているのです。

罰則を避けるためにも、シートベルトの着用は必要です。また、法的義務を守ることは、自分自身と同乗者の安全を確保することにもつながります。

法を守り、安全を確保するためにも、後部座席でのシートベルトの着用は欠かせないといえるでしょう。

シートベルトの基本的な着用方法

シートベルトを着用する際に注意すべき点は次の4つです。それぞれ、詳しく解説します。

  • ショルダーベルトが肩にかかるようにする
  • 腰ベルトが骨盤の上を通るようにする
  • 体にフィットする締め具合にする
  • 体格や状況に応じた対策が必要な場合も

ショルダーベルトが肩にかかるようにする

シートベルトのショルダーベルトは、必ず肩にしっかりかけるように着用することが大切です。

ショルダーベルトが肩からずれてしまうと、事故の際に首や胸に大きな怪我を負うリスクが高まります。正しく装着することで衝撃を体全体に分散させ、上半身を安全に固定する役割を果たすのです。

実際に、ショルダーベルトが首にかかっていたために、事故時に窒息や首の怪我が発生した例もあります。肩にしっかりかけることで、リスクを回避できます。

安全を守るためには、ショルダーベルトが肩に正しくかかるように調整し着用することが欠かせません。

腰ベルトが骨盤の上を通るようにする

腰ベルトは、骨盤の上を通るようにしっかり装着することが大切です。

腰ベルトが腹部にかかってしまうと、衝突時に内臓や腹部を傷つける危険性があります。正しい位置で装着することで、力が骨盤に集中し、体全体を効果的に固定する役割を果たすのです。

実際に、事故の際にベルトが腹部にかかっていたため、内臓に損傷を負ったケースも報告されています。腰ベルトを骨盤の上にしっかりと固定することで、このようなリスクを防げます。

安全のためには、腹部に圧力がかからないよう腰ベルトを必ず骨盤の上に装着してください。

体にフィットする締め具合にする

シートベルトは、体にしっかりとフィットするように締めることが大切です。

ベルトが緩い状態では、衝突時に体が前方に投げ出されるリスクが高まり、シートベルトの効果が十分に発揮されません。ベルトをしっかり締めることで、体をしっかり固定し、衝撃を効果的に吸収できるのです。

実際に、シートベルトが緩かったために、事故の際に前方に投げ出されてしまったケースも報告されています。

体にしっかりフィットするようにシートベルトを装着することで、乗車中の時間をより安全に過ごせます。

体格や状況に応じた対策が必要な場合も

シートベルトの正しい着用方法は体格や状況によって異なる場合があるため、それに応じた対策を取ることが大切です。

一般的なシートベルトは、成人の標準的な体格を基準に設計されています。そのため子供や小柄な人、妊婦などはそのまま使用するとフィットせず、事故時のリスクが高まることもあるのです。

たとえば、身長が140cm未満の場合には通常のシートベルトが首や腹部にかかり、事故時に重大な怪我を招く恐れがあります。そのため、チャイルドシートやジュニアシートの使用が推奨されます。

妊婦の場合は、お腹を守るために腰ベルトは腹部の膨らみを避けて骨盤のできるだけ低い1を通すことが大切です。ショルダーベルトは胸の間を通しましょう。腹部に圧力がかかると、胎児に危険が及ぶ可能性があるため、正しい位置にベルトを装着してください。

体格や状況に合わせた適切な対策を取ることで、シートベルトの保護効果を最大限に引き出し、事故時のリスクを減らすことができるのです。

自分のためだけでなく同乗者のためにもシートベルトの装着を

シートベルトは、自動車における重要な安全装置です。運転席や助手席だけでなく、後部座席でも適切な方法で着用しましょう。

シートベルトを適切に着用することで、車外に放出されるリスクを低減するとともに、同乗者に怪我をさせるリスクも減らせます。

日常的にシートベルトを正しく着用し、体格や状況に応じて適切な対策を取ることで、事故の際のリスクを最小限に抑えましょう。

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