2025.03.15
カテゴリ:安心/安全/教育
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ミニバスを運転するのに必要な免許の種類は?取得方法も解説「ドライバーの求人要綱にあるミニバスは、どの免許なら良い?」そんなギモンを抱えていませんか?
ミニバスは、家族旅行やイベント、送迎などに便利な車両ですが、運転するためにはどの免許が必要かをしっかり理解しておくことが大切です。普通免許で対応できるのか、それとも特定の免許が必要なのか、予め確認しておかないと、レンタルや購入の際に困ることになります。
この記事では、ミニバスの特徴や普通車との違い、運転に必要な免許の種類、取得方法、かかる費用や期間について詳しく解説。さらに、免許を取得することでどのようなメリットがあるのかも紹介します。
この記事を読むことで、自分がどの免許を取得すればミニバスを運転できるのかが明確になります。また、免許を取得するメリットを理解し、今後の旅行や仕事に役立てられるでしょう。
「ミニバスを運転したいけれど、必要な免許がわからない」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。あなたにとって最適な免許の取得方法がわかり、スムーズに手続きを進められるようになります。
ミニバスとは?特徴と普通車との違い
ミニバスとは、マイクロバスよりさらに小さな車両で、主に10~13人乗りのバスを指します。普通車よりも多くの乗客を乗せられますが、大型バスほどの運転技術は必要ありません。
ミニバスは、テレビ局で「ロケバス」として利用されることが多く、普通車では運べない人数を効率よく移動させるのに役立ちます。また、車両サイズが比較的小さいため、大型バスでは入れない狭い道でもスムーズに走行できます。
例えば、会社の社員送迎であれば普通のワゴン車では定員オーバーになりがちですが、ミニバスなら1台で対応可能なケースもあるでしょう。また、冠婚葬祭の移動などにも便利です。
このように、ミニバスは普通車よりも大人数を快適に運べる一方、大型バスほどの運転技術を求められないためさまざまな場面で活用できます。
ミニバスを運転するのに必要な免許の種類
ミニバスを運転するために必要な免許は、車両の定員や総重量によって異なります。一般的に、以下の2種類の免許のいずれかが必要です。
免許の種類 |
運転できるミニバスの条件 |
普通自動車免許 (2017年3月12日以降に取得した場合) |
乗車定員:10人以下 |
準中型免許 |
乗車定員:10人以下 |
中型自動車免許 |
乗車定員:11人以上29人以下 |
普通免許や準中型免許を持っている場合、定員が10人以下のミニバスを運転することができます。しかし、乗車定員が11人以上のミニバスを運転する場合には、中型自動車免許が必要です。また、普通免許は取得した時期によって運転可能な車両が異なる場合があります。
取得時期 |
運転できるミニバスの条件 |
2007年6月2日〜2017年3月11日の間に取得した場合 |
乗車定員:10人以下 |
2007年6月1日以前に取得した場合 |
乗車定員:10人以下 |
自分が所持している免許で運転可能な車両の種類を確認しておくことが大切です。
ミニバスの運転に必要な免許を取得する方法
ミニバスの運転に必要な免許を取得する方法は、次の2つです。それぞれ、詳しく解説します。
- 教習所で取得する方法
- 一発試験で取得する方法
教習所で取得する方法
ミニバスを運転するための免許は、教習所に通って取得するのが一般的です。初心者でも段階的に学べるため、確実に免許を取得したい人に適しています。
教習所では運転技術を基礎から学べるため、試験に合格する可能性を高められます。また、技能講習や試験対策も充実しているため、未経験者でも安心して学べるのです。
免許を確実に取得したいのであれば、教習所での取得が最も安心できる方法です。
一発試験で取得する方法
費用を抑えて短期間で免許を取得したい場合、一発試験を受ける方法もあります。ただし、試験の難易度が高いため、事前に十分な準備が必要です。
一発試験は教習所を経由せず、直接試験場で受験できます。学科試験と実技試験の両方に合格すれば、免許を取得できます。しかし、運転技術に自信がないと実技試験に合格するのは難しいため、事前に練習しておくことが重要です。
例えば、一発試験で中型免許を取得しようとすると、試験の内容を事前に理解し、実技試験のコースを想定して練習しなければなりません。自動車学校の「ペーパードライバー講習」などを利用するのも有効です。
一発試験は安く済みますが、難易度が高いため、運転に自信がある人向けの方法です。
ミニバスの免許取得に必要な期間や費用
準中型免許は、普通免許を持っていなくても取得できます。
普通免許を持っていない人が教習所で取得する場合、かかる費用は30〜40万円程度。必要な期間は合宿の場合17〜20日程度、通学の場合20〜40日程度です。一発試験の場合、費用は3万2,000円程度かかります。
すでに普通免許を持っており、取得から2年以上経過していれば、中型免許も取得可能です。
教習所に通う場合、合宿免許であれば8〜11日、通学の場合は4〜8週間程度の期間が必要で、費用は合宿の場合25〜30万円程度、通学の場合には15〜25万円程度です。一発試験の場合には即日、3万円程度で取得できますが、試験に落ちるとその分時間も費用もかかります。
自分のスケジュールや予算に合わせて、適切な取得方法を選びましょう。
ミニバスの免許を取得するメリット
ミニバスを運転できる免許を取得すると、次のようなメリットがあります。それぞれ、詳しく解説します。
- 運転できる車種が増える
- 仕事や副業の選択肢が広がる
- 家族やグループ旅行での移動が楽になる
運転できる車種が増える
ミニバスを運転できる免許を取得すると、より大きな車両を運転できるようになります。
普通免許では10人以下の車両しか運転できませんが、中型免許を取得すれば最大29人まで乗れる車両を運転できます。
より多くの用途で車を活用できるようになるのは大きなメリットだといえるでしょう。
仕事や副業の選択肢が広がる
ミニバスを運転できる免許を持っていると、仕事の選択肢が増えます。
運転業務を行う仕事の中には、中型免許が必要なものが多いため、免許を取得すれば転職や副業の機会が増えます。例えば、企業の送迎ドライバーや観光バス運転手として働くこともできるようになるのです。
免許を取得することで、新しい仕事の可能性が広がります。
家族やグループ旅行での移動が楽になる
ミニバスの免許を取得すれば、家族や友人との旅行がより快適になります。大人数での移動がスムーズになり、移動手段の選択肢が広がるためです。
普通車では定員が限られるため、大人数での旅行では複数台の車を用意しなければなりません。しかし、ミニバスなら一台で全員が乗れるため、運転の負担を減らし、旅行の計画がシンプルになります。また、移動中も全員が同じ車内にいることで、より楽しい時間を過ごせます。
例えば、家族3世代で旅行する場合、普通車では2台以上必要になるケースが多いでしょう。しかし、ミニバスがあれば1台に全員が乗れるため、ガソリン代や高速料金も抑えられ、コスト面でもメリットがあります。また、友人グループでスキーやキャンプに行く際も、荷物をたくさん積めるため、大型のアウトドア用品も持ち運びやすくなります。
このように、ミニバスを運転できると家族やグループ旅行が快適になり、移動のストレスを減らせるのです。より自由な旅を楽しみたい人にとって、ミニバスの免許は大きなメリットとなるでしょう。
運転したい車種に合わせて免許を取得しよう
ミニバスを運転するには免許の種類を理解し、自分に合った取得方法を選ぶことが重要です。
普通免許では10人以下しか運転できませんが、中型免許を取ればより大きなミニバスを運転できます。また、免許取得には時間と費用がかかるため、計画的に準備することが大切です。
自分の目的に合った免許を取得し、ミニバスの活用範囲を広げていきましょう。