2022.07.19
カテゴリ:安心/安全/教育
タグ:ノウハウ
管理車両特約保険とは?送迎代行に欠かせない理由を解説送迎代行業務で使う車両の自動車保険をどうすればいいかお困りではありませんか?管理車両特約保険は、顧客の自動車を管理する業者にとって適切な保険です。
本記事では管理車両特約保険とはどんなものなのか、なぜ管理車両特約保険が必要なのか解説します。最後まで読めば、法人向け自動車保険の特徴もわかりますのでぜひご覧ください。
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このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
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管理車両特約保険とは
管理車両特約保険とは、自動車を管理する業者が顧客の自動車について、業者自身を対象として保険を契約できる特約のことです。送迎代行を行う場合には、管理を代行する車について管理車両特約保険をかけなければなりません。
管理車両特約保険が必要な理由
自動車を運転する際、万が一の事故などのことを考えると保険が必要です。業務用の自動車に限ったことではなく、普段個人で運転する自家用車でも無保険では怖くて運転できないと感じる方は多くいます。送迎代行で管理を請け負った車は、そのままでは代行業者が保険の対象となっていません。それを保険の対象にできるのが管理車両特約保険です。そのため、管理車両特約保険が必要なのです。
送迎代行を依頼した側が、「管理請負被保険者追加特約」を利用して保険をかける方法もあります。どちらのやり方を選択しても問題ありませんが、管理車両特約保険であれば送迎代行業者側で手続きできるため、顧客の手間を軽減できます。
管理車両特約保険は法人向け自動車保険と同様の補償が受けられる
管理車両特約保険では、法人向け自動車保険と同様の補償が受けられます。細かい内容は保険会社や契約内容によって異なりますが、次のような内容が代表的です。
- 対人賠償
- 対物賠償
- 車両保険
対人賠償とは、事故によって相手を死傷させてしまい、賠償責任を負った場合に治療費や慰謝料を補償するもので、対物賠償は事故で他人の車や物を壊してしまい賠償責任を負った場合の補償です。また、車両保険は事故で車が壊れてしまった場合や、いたずらされて修理が必要になった場合の補償です。補償内容は個人用の自動車保険と似ていますが、業務に使用する車は個人用の自動車保険に加入できないため、法人向けの自動車保険が設定されています。
法人向け自動車保険の特徴
法人向け自動車保険には、次のような特徴があります。
- フリート契約が利用できる
- 個人向けより補償が充実している
- 法人限定の特約を利用できる
- 節税対策として利用できる
それぞれの項目について、詳しく解説します。
1.フリート契約が利用できる
法人向けの自動車保険で、10台以上を保険の対象とする場合にはフリート契約が利用できます。通常の自動車保険では、車1台単位で割引率などが決定されますが、フリート契約の場合には契約者単位で割引率が決定されます。また、通常の自動車保険では事故の件数によって翌年の保険料が決定されますが、フリート契約の場合には支払われた保険金の額によって翌年の保険料が決まります。
つまり、1回でも大きな事故をしてしまえば翌年の保険料に対する影響は大きくなりますが、金額の低い修理であれば回数が多くても保険料にはそれほど影響しません。
フリート契約では、1台ごとに自動車保険を契約するよりも割引率が大きくなりやすい点がメリットです。また、契約者単位での加入であるため1台ごとに自動車保険に加入する手続きが不要で、保険証券も契約者単位で1つだけなので管理コストを下げられます。
2.法人限定の特約を利用できる
自動車保険の特約の中には、法人限定のものも多くあります。例えば、次の3つがその例です。
- 休車費用特約
- 安全運転教育費用特約
- 積載事業用動産特約
休車費用特約とは、事故によって車が使用できなくなった場合、代わりの車が届くか修理が終わるまでの間、車が使用できないことで生じる損害について保険金が支払われる特約です。車が使えなくなると影響が大きい事業の場合には、つけておくと安心です。
安全運転教育費用特約は、対人または対物の賠償が必要になるような事故を起こした社員に、企業が負担して安全運転教育を行う場合の費用について保険金が支払われます。事故後に独自の教育カリキュラムなどを採用している場合には契約しておくとよいでしょう。
積載事業用動産特約は、車に積んでいた商品などが事故で壊れてしまった場合に補償を受けられる特約です。さまざまな特約があるので、自社にあった内容のものを探してみてください。
3.社員の入れ替わりがあっても保険に影響しない
個人向けの自動車保険では、運転する人物が変わると保険料も変わります。しかし、法人向けの自動車保険の場合には、社員の入れ替わりがあっても保険には影響しません。なぜなら、法人を契約者として契約を行なっているためです。個人の自動車保険の場合、運転する人の年齢が若いと保険料も高くなる傾向がありますが、法人の場合には新しく若い社員が入ってきても保険料について心配する必要はありません。
送迎代行業務に管理車両特約保険は欠かせない
管理車両特約保険とは、自動車を管理する業者が顧客の自動車について業者自身を対象として保険に加入できる特約のことです。送迎代行の場合、安心して運転するには欠かせない保険だといえるでしょう。管理車両特約保険では、法人向けの自動車保険と同様の補償が受けられます。法人用自動車保険には、個人用にはないさまざまな特徴があるので、本記事を参考にぜひさまざまな法人用自動車保険をチェックしてみてください。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
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