2022.07.18
カテゴリ:レンタカー/リース
タグ:マイクロバス
マイクロバスのレンタルとリースの違いとは?メリットとデメリットを解説「マイクロバスを使いたいけれど、レンタルとリースどちらがいいの?」と悩んでいませんか?レンタルとリースでは、契約期間や事故対応、整備にかかる費用などさまざまな面で違いがあります。
そこで本記事では、マイクロバスのレンタルとリースの違いについて解説します。読み終えれば、レンタルとリースのメリットやデメリットがわかります。
マイクロバスのレンタルとリースの違いとは
マイクロバスのレンタルとリースは、どちらもマイクロバスを借りて利用する方法ですが、次のような違いがあります。
|
レンタル |
リース |
購入 |
用途 |
一時的・短期での使用 | 中・長期にわたる継続使用 | 長期にわたる継続使用 |
料金 |
リースより割高 | レンタルより割安 月々の経費支出が安定 |
約700万円+維持管理費 (6年償却) |
月額費用 |
都度 | 約11万円(5年) | 9.7万円(6年) |
契約期間 |
日・週・月単位 | 5年リースが主流 | 法定耐用年数6年 |
メンテナンス代 |
レンタル料に含む | 月額に含む | 約3万円/月 自己負担 |
整備 |
レンタル料に含む |
契約内容による |
自己負担 |
中途解約 |
可能 |
原則不可 |
売却可能 |
事故対応 |
保険内適用 | 使用者負担 | 自己負担 |
今回はこの中でも、5つの項目について、違いを解説していきます。
- 1.契約期間
- 2.料金
- 3.事故対応
- 4.整備
- 5.選べる契約内容
1.契約期間の違い
車両のレンタル・リースで一番異なる点は、契約期間にあります。1日や1週間・時間単位など、短い単位で契約できるのがレンタルの特徴です。一方リースの場合は、5年リースなど長期間設定されていることが多いです。まずはどのような用途・期間でマイクロバスを使う予定なのかから検討を始めましょう。
2.金額の違い
レンタルの場合は契約期間が短いので、1回の利用金額は安くなります。ただし、長期に利用すると割高です。リースは、契約期間が長い分トータルでかかる費用は高くなりますが、1日あたりの費用としては割安になります。
3.事故対応の違い
リースのマイクロバスで事故を起こして車が一部破損した場合、使用者が修理費用を支払わなければなりません。また、全損の場合には事前の契約によって異なりますが、場合によっては中途解約金が必要になるケースもあります。
一方レンタルのマイクロバスで事故を起こした場合には、保険が利用できます。保険が適用される範囲の事故であれば、追加での費用負担は必要ありません。ただし、保険の限度額を超える損害が発生した場合には、使用者の費用負担が発生します。また、事故によってマイクロバスが利用できない状態になってしまった場合、修理が終わるもしくは代わりの車が届くまで、営業で得られたであろう利益分を支払わなければなりません。これをノンオペレーションチャージと呼びます。ノンオペレーションチャージの金額はレンタル会社によって異なりますが、2〜5万円程度が相場です。また、次のようなケースでは保証の対象外となる場合もあります。
- 契約者以外が運転していた場合
- 飲酒運転や無免許運転をしていた場合
- レンタカーの返却期限を過ぎたあと
- 事故後、警察やレンタル会社に連絡しなかった場合
4.整備の違い
マイクロバスに限らず車を利用する場合には、法定点検や車検などに加え、日常的なメンテナンスが必要です。リースの場合、整備の費用を誰が負担するかは契約によって異なります。メンテナンスリースと呼ばれる契約の場合、メンテナンス費用はリース会社が負担し、ファイナンスリースの場合、メンテナンス費用は利用者が負担しなければなりません。一見するとメンテナンスリースの方が得に見えますが、メンテナンスリースはファイナンスリースに比べてリース費用が高い傾向があります。リース契約を決めるときには、リース費用だけでなく、メンテナンスにかかる費用も考慮しなければなりません。
レンタルの場合には、リースの場合のように契約の違いはなく、利用代金にすべてコミコミで含まれています。
5.選べる契約内容の違い
レンタルとリースでは、選べる契約内容にもさまざまな違いがあります。中でも、注目しておきたいのが次の3つです。
- 契約終了後の買取が可能か
- 中途解約が可能か
- 選べるマイクロバスの種類
レンタルの場合、車を使用した後は所定の場所に返却する必要があります。使用後、マイクロバスを購入できるケースはほとんどありません。また、使用時間が想定より短ければ中途解約が可能です。例えば、丸一日の使用を予定していた場合でも、半日で利用が終われば中途解約することで差額が返却されます。
リースの場合には、契約期間が終了した後、使用した車をそのまま買い取れる契約もあります。購入する際には、残価の清算が必要です。また、中途解約が可能なケースはほとんどありません。
選べるマイクロバスの種類は、リースの方が豊富です。なぜなら、レンタルの場合にはレンタル会社が所有しているマイクロバスの中からレンタルするものを選ぶのに対して、リースの場合にはリース会社が取り扱っているマイクロバスの中から好きなものを選び、申し込み後に車が調達されるためです。
レンタルのメリット・デメリット
マイクロバスを利用する場合、レンタルにもリースにもそれぞれメリットとデメリットがあります。まずは、レンタルでマイクロバスを利用する場合のメリットとデメリットから解説します。
レンタルのメリット
マイクロバスをレンタルするメリットは次の3つです。
- 手続きが簡単
- 必要な時だけ借りられる
- 目的に応じて車種を変えられる
マイクロバスをレンタルする場合、手続きはリースより簡単です。レンタルを受け付ける店舗に車両があれば、その場でのレンタルも可能。さらに、必要なときだけ借りられるのもレンタルのメリットです。使用頻度が低い場合には、レンタルを利用すると便利で費用が抑えられます。また、契約期間を短く設定できるため、目的に応じて車種を変えられる点も便利です。
レンタルのデメリット
レンタルでマイクロバスを利用するデメリットは次の3つです。
- リースより選べる車両の幅が狭い
- 利用頻度が高い場合や長期的に使用する場合には割高になる可能性がある
- 営業時間内に返却する必要がある
レンタルの場合、レンタル会社が所有しているマイクロバスの中から車両を選ぶ必要があります。そのため、リースより選べる車両の幅が狭い点がデメリットです。また、リストに掲載されている車両であっても、他の人がレンタル中であれば利用できません。レンタルの料金は短い時間での利用を想定して設定されているため、利用頻度が高い場合や長期的に使用する場合には割高になる可能性があります。店舗の営業時間内に返却する必要があり、利用時間の自由度が低い点もレンタルのデメリットです。
リースのメリット・デメリット
次に、リースでマイクロバスを利用するメリットとデメリットについて解説します。
リースのメリット
リースでマイクロバスを利用するメリットは次の3つです。
- コストの見通しが立ちやすい
- 自社にあったマイクロバスを選べる
- 時間を気にせず利用できる
リースでマイクロバスを利用する場合、月単位または年単位で契約し、金額が決まるためコストの見通しが立ちやすい点がメリットです。リースの場合には、リース会社が取り扱っているマイクロバスの中から、車種を選べるため、レンタルよりも選択肢の幅が広く、自社にあったマイクロバスを選べます。また、返却は契約終了時のみなので、時間を気にせず利用できる点もメリットです。
リースのデメリット
リースでマイクロバスを利用するデメリットは次の3つです。
- 中途解約ができない
- メンテナンスなどの費用が必要
- 契約期間中は駐車場が必要
レンタルでは中途解約が可能ですが、リースの場合基本的には中途解約ができません。どうしても中途解約する場合には、残りのリース料金を支払わなければならない場合もあります。契約内容にもよりますが、メンテナンスなどの費用が必要な点もデメリットだと言えるでしょう。また、レンタルの場合は毎回店舗に返却すれば駐車場代は必要ありませんが、リースの場合返却は契約終了後のみなので、契約期間中は駐車場を用意する必要があります。
レンタルとリースの違いを知って自社に合った方法を選ぼう
レンタルとリースはどちらもマイクロバスを借りて使用する方法です。しかし、レンタルとリースには契約期間や事故対応などさまざまな違いがあります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自社に合った方法を選んでみてください。
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