2024.12.29
カテゴリ：安心/安全/教育
タグ：安全対策
知っておきたい意外な交通違反10選！普段の運転を見直してみよう
日常的に車を運転していると、気付かないうちに交通ルールを見落としてしまう可能性があります。
この記事では、意外と知られていない交通違反を10個ピックアップして紹介します。この記事を読み終えるころには、今まで気づかなかった交通ルールをしっかり理解でき、安心して運転できる自信が持てるはずです。
ぜひ、記事を読みながら日常の運転の中で違反してしまっている項目がないか、チェックしてみてください。
知っておきたい意外な交通違反10選
きちんとルールを把握しているつもりでも、意外と知られていない交通違反の例を集めました。どれだけ知っているか、ぜひチェックしてみてください。
追い越し車線を走り続ける
高速道路で、追い越し車線を走り続けることは違反となります。追い越し車線は、一時的に前方の車両を追い越すための車線です。走行車線が空いている場合、前の車を追い越した後は速やかに走行車線に戻ることが義務付けられています。
前方車両を追い越した後も追い越し車線を走り続けると、後続車がスムーズに追い越しができなくなってしまうため、渋滞や交通事故の原因となる場合があります。
安全とスムーズな交通の流れを維持するためにも、追い越し後は走行車線に戻りましょう。
サンダルやハイヒールでの運転
サンダルやハイヒールで運転すると、状況によっては安全運転義務違反となる場合があります。これらの靴はペダル操作が不安定になりやすく、特にブレーキやアクセルの踏み間違えを引き起こすリスクが高まります。安全に車を操作するには、しっかりと足元が固定される靴を使用しなければなりません。
たとえば、サンダルが運転中に外れてしまうと、ブレーキを踏むタイミングが遅れる危険性があります。また、ハイヒールのかかとがペダルに引っかかることで、車をコントロールできなくなる可能性もあるでしょう。このように、サンダルやハイヒールでの運転は、重大な事故につながる恐れがあります。
運転時はスニーカーなど、足元を安定させる靴を選ぶようにしましょう。
雨の日の泥はね運転
雨の日に泥や水を歩行者や他の車両に飛ばしてしまう行為は、道路交通法上、違反となる場合があります。
道路交通法では、歩行者や周囲の安全を守る義務が運転者に課されています。雨の日に水たまりを高速で通過すると、泥や水を飛ばして周囲に迷惑をかけるだけでなく、不快な思いをさせる原因となります。こうした行為は「安全運転義務違反」として取り締まられる可能性があるのです。
たとえば、水たまりを高速で通過し、歩行者や自転車に泥をかけてしまった場合、相手が警察に通報するケースも少なくありません。また、運転者が気づかないうちに他の車両のフロントガラスを汚し、視界を遮るなどの危険を引き起こす可能性もあります。
雨の日には徐行運転を心がけ、周囲に泥や水を飛ばさないよう注意しましょう。安全運転は自分自身だけでなく、歩行者や他の車両への配慮にもつながります。
信号待ちでの運転手交代
信号待ちの間に運転手を交代する行為は、状況によっては道路交通法上違反となる場合があります。
信号待ち中の車両は完全に停車しているように見えても不安定な状態にあることが多く、後続車に迷惑をかけるリスクがあります。また、交代中に信号が青に変わった場合、発進の遅れや不適切な動作が事故の原因となる可能性も否定できません。
たとえば、運転手交代の際にシートベルトの装着が間に合わず、交代直後に発進したことで違反を指摘されるケースも考えられます。さらに、交代時に車内で慌てた結果、周囲の車両や歩行者に危険を及ぼしてしまうケースもあるでしょう。
運転手交代は、信号待ちではなく、安全な場所に完全に停車したうえで行うことが重要です。
運転中のイヤホン使用
両耳にイヤホンを装着して運転する行為は、状況によって道路交通法上違反となる場合があります。
イヤホンを両耳に装着すると、外部の音が遮断され、緊急車両のサイレンや周囲の状況を適切に把握できなくなるリスクがあります。音が遮断された状態での運転は、他の車両や歩行者への配慮を欠き、交通事故の原因となる可能性があるのです。
たとえば、緊急車両が近づいていることに気づかず、道を譲れなかった場合、重大な違反として取り締まられることがあります。また、クラクションなどの警告音を聞き逃し、周囲との接触事故を引き起こす危険性も考えられます。
運転中に音楽を楽しみたい場合は、片耳イヤホンやスピーカーを利用し、外部の音を聞ける状態を保つことが大切です。
ヘッドレストを外したままの運転
ヘッドレストを外したまま運転する行為は、状況によって安全基準違反となる場合があります。
ヘッドレストは、追突事故の際に首への衝撃を和らげる重要な安全装置です。ヘッドレストがないと、万が一追突事故が発生した場合に衝撃が直接首に伝わり、むち打ち症やそれ以上の重傷を負うリスクが大幅に高まります。特に、高速道路での追突事故では、ヘッドレストが正しく装着されていないことが重大な傷害につながるケースもあります。
ヘッドレストは正しい位置に装着し、適切に調整しておくことが大切です。ドライバーだけでなく、同乗者の分も必ず確認し、安全運転を心がけましょう。
通園・通学バス周辺で徐行せず走行
通園・通学バスの周囲では、道路交通法により徐行が義務付けられています。
徐行が義務付けられている理由は、子どもたちが予測できない動きをする可能性があるためです。重大事故を未然に防ぐための重要な措置だといえるでしょう。子どもは視野が狭く、注意力が散漫なことも多いため、突然バスの陰から飛び出してくることがあります。
たとえば、通学バスの周辺を通常の速度で走行していた車両が、飛び出してきた子どもを巻き込む事故を起こすケースも考えられます。こうした状況では、運転者だけでなく周囲の大人も安全に気を配る必要があります。
子どもの安全を最優先に考え、バス周辺では必ず徐行し、万が一に備えた注意深い運転を心がけましょう。通学時間帯やスクールゾーンでは、さらに慎重な行動が求められます。
エンジンをかけたまま車両を放置
エンジンをかけたまま車両を放置する行為は、道路交通法上、違反となる場合があります。
エンジンを切らずに車を放置すると、防犯面で問題が生じるだけでなく、周囲に危険を及ぼすリスクがあります。例えば、エンジンがかかったままの車両は盗難の標的になりやすく、その結果、盗難車が事故や犯罪に使われる二次被害につながることもあるでしょう。また、エンジンが作動している間に車両が動き出すなど、思わぬトラブルを招く可能性もあります。
こうしたリスクを防ぐため、車から離れる際には必ずエンジンを切り、車両をしっかり施錠しておくことが重要です。特に、短時間の停車だからといって油断せず、基本的な防犯対策を徹底しましょう。
ペットが窓から顔を出している状態での運転
ペットが窓から顔を出している状態で運転する行為は、状況によって道路交通法上、違反と見なされる場合があります。
窓から顔を出したままの状態にしておくと、ペットが外に飛び出すリスクがあります。また、他の運転者の注意をそらし、事故や交通トラブルを引き起こす可能性もあるでしょう。特に、高速道路や交通量の多い場所では、一瞬の気の緩みが重大な事故につながる危険性があります。
たとえば、窓から顔を出したペットが他の車両と接触し、予期せぬ交通トラブルが発生する可能性があります。また、急ブレーキやカーブの際にペットが車外に飛び出し、大きなけがや命の危険にさらされることも考えられるでしょう。
ペットの安全を守るためには、窓を閉めた状態で運転し、ケージやシートベルト型のペット用ハーネスを活用することが重要です。安全対策を徹底することで、ペットだけでなく、周囲の安全も確保できます。ペットとのドライブを楽しむために、しっかりとした準備を心がけましょう。
高速道路上でのガス欠
高速道路上でガス欠を起こしてしまうと、整備不良とみなされ道路交通法上違反となる場合があります。
ガス欠による停車は、高速道路の安全な交通を妨げるだけでなく、他の車両に危険を及ぼすリスクがあります。特に、高速道路では車両が高い速度で走行しているため、予期せぬ停車が後続車の衝突や重大な事故を引き起こす可能性が高いのです。
たとえば、高速道路で燃料切れのため停車し、後続車が反応しきれずに衝突する事故が発生する可能性があります。また、車両が路肩に寄せられない場合には、さらに深刻な交通渋滞や事故の連鎖につながる恐れもあるでしょう。
こうしたリスクを防ぐためには、高速道路に入る前に燃料の量を必ず確認し、十分な量を確保しておくことが重要です。また、長距離運転の際には早めの給油を心がけ、計画的な運転を行いましょう。
知識をつけて想定外の交通違反を回避しよう
日々の運転の中できちんと交通ルールを知っているつもりでも、意外と知らないルールはあるものです。ルールを知らないままでいると、想定外のタイミングで違反を指摘されてしまう可能性も否定できません。意外な交通ルールについても知っておき、できるだけ違反を回避しましょう。
