トップページ > 車両運行管理ラボ > 派遣ドライバーの依頼で違法にならないための法律の注意点を解説

自動車運行管理ラボ

2022.06.20 法務/労務管理/規制 派遣ドライバーの依頼で違法にならないための法律の注意点を解説

派遣ドライバー 違法

企業の送迎業務は、他の業務で多忙な企業にとっては正直負担が大きいですが、そんなときに活用したいのが派遣ドライバーです。派遣ドライバーとは、バスの運転やお客様の送迎業務などの際に利用者を送り届ける自動車運行管理請負業です。そんな便利な派遣ドライバーですが、活用する際に気をつけなければいけないのが、活用にあたっての法律です。法律を理解しておかないと、思わぬ形で法律に抵触してしまったり、違反となったりしてしまう恐れがあります。そこで本記事では、派遣ドライバーを活用する際に気を付けるべき法律について詳しくご紹介します。

派遣ドライバーとは

派遣ドライバー 違法

派遣ドライバーとは、学校の送迎バスや医療機関の送迎、役員車の運転など利用者を送り届ける自家用自動車運行管理請負業です。送迎業務を任せられるスタッフの確保が難しかったり、送迎業務まで実施できるほどの余裕が無かったりする際に、派遣ドライバーに依頼することで送迎業務を任せることができます。 昨今では働き方の見直しなども実施されており、社内環境の整備に努める企業が増えている中、派遣ドライバーの需要が高まっています。

派遣ドライバーに関する法律

企業の送迎業務の負担を減らしてくれる派遣ドライバーですが、活用する際には労働に関する法律面で気をつけなければなりません。ドライバー派遣に関係する法律は、「労働者派遣法」というものがあります。

派遣ドライバーは、送迎業務の負担を減らしたい企業においてドライバーを確保できるというメリットがありますが、しっかりと労働してくれる派遣ドライバー側にも労働上の安全を確保しなければなりません。労働者が不利益を被ることのないように労働者派遣法という一定のルールが設けられているのです。

労働者派遣法は厚生労働省のHPから確認することができます。第1章の第1条にはこのように書かれています。

(目的)

第一条

この法律は、職業安定法(昭和二十二年法律第百四十一号)と相まつて労働力の需給の適正な調整を図るため労働者派遣事業の適正な運営の確保に関する措置を講ずるとともに、派遣労働者の保護等を図り、もつて派遣労働者の雇用の安定その他福祉の増進に資することを目的とする。

引用:労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律

このように事業の適正な運営と労働者の保護を実施する目的となっています。

労働者派遣法に違反するケース

派遣ドライバー 違法

労働する上での法律である労働派遣法ですが、実際にはどのような点で気を付けていけば良いのでしょうか?ここからは、労働派遣法の法律違反を犯しがちなケースを解説していきます。労働を管理する側として、違反しないように確認しておきましょう。

同じ労働場所に3年を超えて派遣する

派遣ドライバーの派遣期間が最長3年と決められています。3年を超えて同じ場所で派遣ドライバーとしての業務は実施できません。うっかり3年を超えて派遣してしまうと、法律違反になります。派遣ドライバーの管理を徹底しましょう。

派遣ドライバーへの事前面接を行う

派遣ドライバーを受け入れた企業が、派遣ドライバーと直接事前面接を行うことは禁止されています。また、履歴書の提出依頼も行うことは法律違反となります。もちろん費用をかけているので、心配になる気持ちは分かりますが、派遣ドライバーを依頼した企業に求めている人材をしっかりと伝えてミスの内容にしていきましょう。

派遣ドライバーへ就業条件等を説明しない

派遣ドライバーを受け入れた企業は、派遣ドライバーへ就業条件等の説明をする義務があります。労働者派遣法で定められており、労働に関する内容・条件を事前に説明することが必須となります。

書類の渡し忘れや、説明不足などの理由で、労働者派遣法に違反することのないように、労働する上での説明義務を忘れないようにしましょう。

労使協定の締結を報告しない

労使協定を労働基準監督署へ提出しなければ、労働者派遣法の違反になります。

労使協定とは、労働者と事業主との間で決める、労働する上での協定で、労使協定を締結させることは労働基準法で定められています。

労使協定を締結した場合、労働基準監督署へ書面の複写を事業報告書と一緒に提出することが必要です。もし、提出・報告を実施しなかった場合は、労働者派遣法の違反となります。

派遣と請負の違い

派遣と似た雇用形態として「請負」がありますが、それぞれ異なるものとなります。派遣と請負の違いについて解説致します。

派遣

派遣は、労働者の雇用主は派遣元企業になります。しかし、業務を実施する上での指揮命令権は派遣元企業から派遣先企業になり、労働者は業務に関わる指揮は派遣先企業から受けて業務を実施します。業務に対する報酬は、派遣先企業から直接労働者に支払われるのではなく、派遣先から派遣元に支払われ、派遣元から労働者に支払われる流れになります。

請負

請負は、請負先と請負元が業務請負契約を結び、それに従って請負元の従業員に指揮をとり、業務を実施します。請負先は請負元に、依頼した業務に対して報酬を支払います。

法律を理解して派遣ドライバーを活用しよう

派遣ドライバー 違法

ドライバー派遣に関する法律や違反するケースについて解説しました。非常に便利なドライバー派遣ですが、しっかりと法律を理解したうえで活用しなければ、知らない間に違法なことをしていたという恐れもあります。しかし、ちゃんと法律を順守すれば、ドライバー派遣は企業を助ける一助となるでしょう。今後の企業活動を円滑に進めていくために、ぜひ派遣ドライバーの活用を検討なさってみてください。

送迎業務アウトソーシングをご検討中の企業様へ送迎業務アウトソーシングをご検討中の企業様へ

スピード対応が自慢です!
車両運行管理サービスならお気軽にお問合せください。

スピード対応が自慢です!

  • 資料請求する資料請求する
  • オンライン商談実施中
  • 車両運行管理ラボ
Copyright(C) 2022ビジネスサポート. All Rights Reserved.