2022.07.11
カテゴリ:自動車運行管理DX
タグ:デジタルシステム
車両運転管理業界におけるデジタル技術の活用(DX化)を徹底解説将来的な人口の減少による労働力の減少に伴い、企業ではデータとデジタル技術の活用(DX化)が求められます。車両運行管理業界や送迎業界でも、新人教育などの負担軽減のためAIチャットボットをはじめとしたさまざまなITツールを導入しています。
今後はひとつのツールに限らず様々な業務にデジタル技術の活用(DX化)が必要です。本記事では、車両運行管理会社の現状や今後DX化が必要になる理由、実際に車両運行管理業界で導入しているITツールについて解説します。
デジタル技術の活用(DX化)とは
デジタル技術の活用(DX化)とは、従来のアナログ作業をデジタルへ変えることです。書類のデジタル化(ペーパーレス化)や在宅勤務(テレワーク)、オンライン商談などを進めていくことで生産性・業務精度の向上やリスク回避を目的としています。
また、2018年に経済産業省からリリースされたレポートでは、日本企業特有のシステムの複雑化により「今後2025年までに、DXを推進しない国内企業は大きな経済損失を受けるだろう」と言われています。
車両運行管理業界が抱える問題
車両運行管理業界や送迎業界では、業務においてさまざまな問題を抱えています。その問題を解決し、業務の効率化を図るためデジタル技術の活用が求められています。まずは、課題となる問題についてお伝えしていきます。
1.労働力不足により採用が困難になっていく
今後は、社会的に深刻な労働力不足が予想されるため企業にとって人的リソースの確保が重要になります。しかし、人材の確保には採用のための準備や管理、採用後の新人教育など時間と手間がかかり大変です。
2.複数の社員を管理する人事業務の負荷が大きい
人事業務には、採用だけでなく社員の管理も含まれており多数の従業員を必要とする車両運行管理業界では、人材管理を請け負う本部の業務負荷が大きいと言えます。
3.新人教育に時間や手間が掛かってしまう
苦労して採用した後も、業務を開始できるようになるための研修など人材教育にも時間が掛かります。安定した企業活動をするには、継続的な人材の確保が重要ですが人事業務は採用・管理・教育と業務負荷が大きいことが問題となっています。
4.感染症による営業活動が制限される
新型コロナウイルスの拡大により、これまで通り対面での営業が難しい状況になりました。営業活動はビデオ通話に、社内連携はオンラインでと確実に非接触の体制を整えることが求められています。これからの社会状況に左右されずに、今後も営業活動を進めるにはオンライン上で全て完結できるデジタル化の推進が必要です。
DX化のヒント
DX化は、車両運行管理業界にとっても人事業務の負担軽減や安定した営業活動を行えるメリットがあります。
具体的には、人的リソースの確保のため、書類のデジタル化(ペーパーレス化の実現)や顧客・営業管理、人材管理のデジタル化、テレワーク(本部人材)や採用管理システムの導入などでアナログに行っている人事業務の負荷を軽減していくことです。
また、新人教育の効率化を図るためにマニュアル作成・共有のデジタル化、遠隔受信可能なドライブレコーダー(安全運転の管理徹底)、AIチャットボットの導入なども効果的です。
ビジネスサポートが導入しているITツール
実際に、ビジネスサポートでは以下のITツールを導入し、DX化に向けて体制を整えています。主に、採用・人事の管理に関する業務、新人教育に関する業務、営業活動に関する業務の3つの目的で導入を進めています。
採用・人事業務のデジタル化
- freee 会計
- freee 人事労務
- タブレット・スマホの端末管理ツール
- 勤怠管理システム
- マイナンバー管理
- クラウド受付サービス
- 採用管理システム
- 労務管理システム
人材教育のデジタル化
- AIチャットボット
- タブレット購入
- インターネット学習ツール(eラーニング)
- オンラインマニュアル作成ツール
- AIドライブレコーダー
営業活動のデジタル化
- オンライン営業システム
- 営業支援・顧客管理ツール
- マーケティング支援ツール
- お問合せフォームのAI自動回答
それぞれのシステムについては、別記事で詳しく解説します。
今後、車両運行管理業界でのデジタル技術の活用は重要
車両運行管理業界では、業務負荷の大きい採用・人事業務や営業活動の効率化のためデジタル技術の活用(DX化)が進められています。DX化を進めるメリットは、安定した営業活動の実現や効率的な人的リソースの確保などです。
ビジネスサポートでは、AIチャットボットの他にも多数のシステムを導入しています。今後、DX化の推進は車両運行管理業界にとって重要になってきます。ぜひ、DX化についての取り組みを検討するきっかけにしてみてください。
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