2023.01.26
カテゴリ:運行管理
タグ:ノウハウ
自家用自動車運行管理請負業とは?サービス内容や委託のメリットを解説「自社で送迎業務を運用管理しているが、業務が負担となっている」
「運転や運用管理に関わる負担をできるならなくしたい」
とお考えではありませんでしょうか?
例えば企業で発生する運転業務は、学校の送迎バスやデイサービス・医療機関の送迎、従業員の通勤などさまざまな種類がありますが、通常業務だけでも多忙な企業にとっては負担が大きいでしょう。
そこで本記事では、車両の運転のみならず、車両の点検など総合管理まで請け負ってくれる自家用自動車運行管理請負業について解説します。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
想定送迎人数もしくは車両台数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
自家用自動車運行管理請負業とは?
自家用自動車運行管理請負業とは、自社所有車などの運転を請け負うだけでなく、車両の管理や整備・修理などの車両に関する総合管理を請け負ってくれる事業のことを言います。
企業の運転業務は運転だけでなく、他にも車両に関する点検の業務やドライバーの人材確保など多岐にわたり、負担が大きいのが事実です。しかし、それらを一括して自動車運行管理業に委託することで、手間が省けるのはもちろん、総合的な費用削減にも繋がります。
自家用自動車運行管理請負業は、企業の大きな負担を減らしてくれる運用代行サービスです。
車も準備してもらうことは可能か?
自家用自動車運行管理請負業を利用するにあたって、「車も準備してもらいたい」と考える企業もいらっしゃいますが、請負会社が車を用意することは、「道路運送法」という法律によって禁止されています。
よって車そのものを請負会社で準備することはできません。車両は自社で用意し、運行管理のすべてを依頼できると考えておきましょう。
自家用自動車運行管理請負業のサービス内容
自家用自動車運行管理請負業の内容は多岐にわたります。
例えば介護施設で利用する場合、以下のような業務内容を依頼することができます。
ここからは、自家用自動車運行管理請負業が実際にどのような業務があり、企業にとってどのようなメリットをもたらすのか解説していきます。
運転業務
契約内容に従い、お客様を目的地まで送迎をします。
ドライバーは、運行に関する教育・研修を受けており、日々運転技能の向上に努めています。
そして、快適な送迎サービスのためには、安全だけでなく利用者や周辺住民への配慮も欠かせません。運転だけでなく、サービス業のプロフェッショナルとして対応ができるのも、自家用自動車運行管理請負業を利用するメリットのひとつです。
事務・労務管理
運転に伴う管理業務などが一貫して委託できます。
送迎車両を運行する際には、さまざまな管理が発生します。例えば、ドライバーの勤怠管理や給与計算、社会保険への加入、雇用に関する各種手続きなども行わなければなりません。
また、自宅まで送迎を行う場合には、利用者の変化に伴って送迎ルートの変更も必要です。施設スタッフとして業務を行いながら、さらに送迎に関する業務も行うのは負担が大きいと感じることもあるでしょう。
自家用自動車運行管理請負業を利用すれば、上記のような送迎に関する面倒な業務もまとめて委託可能です。
車両のメンテナンス
日頃の車両の点検整備や定期点検なども実施してくれます。日常点検では、トラブルを避けるために、常に細かいチェックを行い、異常があれば直ちに対処をしてくれます。事業用の車は法定点検を受けないと罰則がありますが、業務を委託していれば、委託先業者が期間管理を行うため、受け忘れてしまう心配がありません。
業務として車両を運行する際に必要な、記録の作成も委託可能です。
また、乗客が気持ちよく快適に社内で過ごせるように、日々の車内の清掃も行います。
運転以外の業務も委託できることで社内環境の改善に繋がりますし、乗客たちへのサービス向上・満足度の向上にも繋がります。
事故の対応
万が一事故が起こった場合、事故の対応も請負会社が行います。事故による相手との示談交渉や保障まで、しっかりと請負会社が対応してくれるので、委託先が手を煩わせることはありません。また、専用のドライブレコーダーを取り付けるため、間違いのない対応が可能です。
事故を起こした車両の状況によっては、その後の送迎が困難になることもあります。そんなときでも、自家用自動車運行管理請負業に業務を委託していれば、代車を用意してもらえます。つまり、事故などのトラブルで送迎業務がストップしてしまうリスクを避けられます。
事故がないことに越したことはありませんが、もし事故があった場合でも一貫して請負先が対応をしてくれるので安心です。
保険の加入
万が一の事故に備えるための保険加入業務も請負先で行ってくれます。代車に関しての補償も対応しますので、日々の運行に支障は生じません。
利用者の転倒事故も、委託先の業者が加入している保険で対応可能です。
送迎業務を自家用自動車管理業に委託するメリット
送迎業務を自家用自動車運行管理請負業に委託するメリットは、主に次の4つです。
- 管理にかかる時間コストを削減できる
- 労務管理コスト(人員や採用に対する費用)が削減できる
- 急な欠員対応もおまかせできる
- 安心・安全な運行管理が受けられる(安全運転講習や研修など)
それぞれ、詳しく解説します。
管理にかかる時間コストを削減できる
送迎車両の運行には、次のようにさまざまな管理が必要です。
- 送迎ルートの作成
- 車両の日常点検
- 車両の法定点検
送迎のために車両を走らせている時間だけでなく、こうした管理にも時間が必要です。自家用自動車管理業に送迎業務を依頼すれば、管理も委託業者が行うため、管理にかかる時間的コストを削減できます。
自社採用の人材が動く時間的なコストが削減できれば、その分本来の業務に専念することができるようになります。人手不足で困っている施設であれば、本来の業務に人員を投入し、スタッフの負担を減らしながらサービス向上に励めるでしょう。
労務管理コストが削減できる
送迎車両を運行するためには、人員が必要です。新たにスタッフを採用するためには費用がかかりますし、スタッフが増えれば労務管理に時間や費用がかかります。
自家用自動車管理業に送迎業務を委託すれば、求人・採用・給与管理などの労務管理コストを削減できます。これまで労務管理を担当していたスタッフに別の業務を担当してもらうこともできるようになるでしょう。
急な欠員対応もおまかせできる
ドライバーが体調不良などで欠員してしまうと、その日の送迎業務をどうするか、送迎している間、普段より少ないスタッフでどのように施設内の仕事を進めるか悩んでしまうこともあるでしょう。
自家用自動車管理業に送迎業務を委託すれば、当日急な欠勤が発生した場合にも、代理のドライバーが派遣されます。施設で代理のドライバーを用意する必要もありませんし、送迎が実施できなくなる心配もありません。
突然欠勤の連絡があっても慌てずに、通常通りの業務を実施できます。
安心・安全な運行管理が受けられる
自家用自動車管理業の業者は、安全運転講習や万が一の際の救命訓練などを行っています。施設スタッフがドライバーを兼任する場合、なかなか時間がなくそうした研修を受けられないこともあるでしょう。
送迎業務を委託すれば、安全運転講習会、実車体験研修、運転適性診断、1次救命処置の認定講習などの研修を受けたプロのドライバーによる送迎を利用できます。利用者に安心・安全な送迎を提供するためには、自家用自動車管理業に業務を委託するのがおすすめです。
送迎委託の料金例
送迎委託の料金は、利用する頻度によって異なります。例えば1日4時間未満の利用の場合、ビジネスサポートでは以下のように料金を設定しています。
1週間あたり3日間稼働:13万3,000円〜
1週間あたり6日間稼働:24万7,000円〜
※予め決められた曜日のみの対応となります。
一日の稼働が4時間を満たさなくても翌日以降に繰り越すことは不可です。
一日の稼働が4時間を超えた場合は、30分単位でカウントします。
送迎に付随する誘導介助は対応できますが、介護業務は対応不可です。
運行管理者(運転手)が起因する、対人・対物事故は全て補償します。
運行管理者(運転手)が起因する、単独物損事故は全て補償します。
保険・装備対応車両は、1契約あたり1台(お客様所有)となります。
上記のメリットをふまえたうえで、新しいスタッフを雇う場合と比較しながら送迎委託の利用を検討してみてください。
自家用自動車運行管理請負業の活用で収益の向上へ
業務が多忙な企業にとって、送迎業務は正直負担が大きいです。しかし、自家用自動車運行管理請負業を活用することによって、運転だけでなく事務や労務などかかる全ての手間を委託することが可能になります。一貫して委託し、社内環境の改善ができると、最終的には事業収益の増加に繋がるでしょう。
自社にとって自家用自動車運行管理請負業がメリットが大きければ、ぜひ活用なさってみてください。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
想定送迎人数もしくは車両台数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
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