2024.03.17
カテゴリ:運行管理
タグ:役員送迎
役員車は必要?利用のメリット・デメリットと運転手の手配方法を紹介役員車があると便利そうだと感じるが、果たして本当に必要なのだろうかと考えている方も多いでしょう。
企業が成長し規模が大きくなれば役員の業務も増え、スケジュールは過密になります。多忙な中で、移動にスムーズさを欠くと、時間のロスにつながるなどさまざまな非効率が生じかねません。
役員車を用意するとともに専属運転手を配置すれば、スムーズに移動できるだけでなく業務効率を高められます。
本記事では、役員車とその運転手の必要性や具体的な役割について解説します。
役員運転手の管理に手が回らず、お困りの方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
実施役員数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
役員車に高級車が選ばれやすい理由
役員車は、その名の通り企業の役員が専用で利用する車両です。一般の社員が使う車両とは一線を画し、より上質で格調高い車種が選ばれることが多い傾向にあります。
わざわざ役員車を高級車にしなければ、コストを抑えられるのではないかと感じる方もいるでしょう。役員車に高級車を利用するのは、役員車が単なる移動手段でなく、企業の品格や存在感を体現するためでもあるためです。
社長や役員の方々は、企業の代表としてお客様をお迎えする機会や、重要な会合に参加する機会が多くあります。高級車を役員車にすることで、会社のイメージ向上につながるのです。
また、役員車では経営の舵取りを担う役員の安全と業務の効率性を何より優先しなければなりません。そのため、優れた安全性と快適な室内空間を兼ね備えた高級セダンやミニバン、SUVなどが役員車として選ばれがちです。移動中もくつろぎながら仕事ができる環境を提供できるのが高級車ならではの強みです。
また、役員車には専属のドライバーがいることも少なくありません。ドライバーは安全で正確に運転できるだけでなく、役員が快適に過ごせるよう気を配れる人物でなければなりません。
このように、役員車の選定では機能性だけでなく、企業の気品やイメージ、役員の方々の安全と効率性が何より大切に考えられています。経営トップの足元からも、会社の品格が伺えるということでしょう。
役員車による3つのメリット
役員車の利用には、次の3つのメリットがあります。
- 1.企業のイメージ向上
- 2.節税対策になる
- 3.売却できる可能性がある
それぞれ、詳しく解説します。
1.企業のイメージ向上
企業の経営陣が公共交通機関を利用して取引先を訪問することは、望ましいイメージとはいえません。特に大手企業においては、その体面を保つことが重要視されます。社長や役員クラスの経営幹部が電車やバスで現れれば、取引先から「財務状況が厳しいのではないか」と不審に感じられてしまうケースもあるでしょう。
取引先からの信頼を確保するためには、経営陣の移動手段にも一定の品位が求められます。高級な専用車両による役員の送迎は企業の健全性を示すとともに、取引先に良いイメージを持ってもらうためにも役立ちます。
企業のブランドイメージや信用力の向上を図る上で、役員車として適切な車種を用意し、役員の質の高い移動手段の確保は非常に重要な要素です。経営陣自身の人となりはもちろんですが、彼らの移動スタイルが企業の品格を左右する側面も無視できません。
2.節税対策になる
役員車の購入や運用に関わる様々な経費は、企業に有利な節税対策としての役割を果たします。役員車の購入費用、ガソリン代、定期的な車検整備費用、修理費用など、車両の維持・運用に関わるすべての費用は、法人税申告の際に必要経費として計上できます。これにより、課税対象となる企業の実質所得が減少し、結果として納付する法人税額を抑えられるのです。
さらに、役員車は企業の業務用資産として位置付けられるため、一定の控除や特例措置の適用を受けられる可能性もあります。例えば、車両購入時には一括で減価償却費を計上できる特例や、エコカー減税などの恩典も受けられる場合があります。
このように、役員車の導入は単に交通手段を確保できるだけではありません。適切な経理処理を行えば、役員車関連の経費は企業の納税額を合理的に節減するための重要な手段となります。
経費の過剰な計上は避けなければなりませんが、企業が本来必要とする役員車経費については、適正に損金算入することで節税メリットを最大限活用することが可能です。
3.売却できる可能性がある
高級車は、資産としての価値も期待できます。一般的な乗用車に比べて価値が下落しにくいため、万が一何らかのトラブルや不測の事態が起きた時には、役員車を売却して金策する選択肢も検討可能です。
また、役員車を乗り換える際に古い役員車を売却するのもひとつの方法です。古い役員車を売却し新しい役員車を購入すれば、実質的な金銭的負担を減らせます。
将来的に売却を視野にいれるのであれば、資産価値が下落しにくい車種を選ぶことも重要です。
役員車を利用するデメリット
役員車の利用には、次のようなデメリットもあります。
- コストの増加
- 管理の手間
- 運転手の質の確保が必要
それぞれ、詳しく解説します。
1.コストの増加
役員車として高級車を導入する際の最大のデメリットは、コストの大幅な増加です。主なコストは、購入費用、維持費、運転手の人件費の3種類です。高級車の購入費用は一般車に比べて高額であり、特に中小企業には大きな負担となるでしょう。また、高級車は高品質を維持するため、専門的な定期メンテナンスが不可欠で、その費用も高くつきます。さらに高級車特有の部品代や修理費も高額です。
役員車に専属ドライバーをつける場合には、給与などの人件費もコストを押し上げます。役員車のドライバーは十分に経験を積んだ人物でなければならないため、その点でも多くのコストが必要となるでしょう。
そのため、役員車を導入する場合には、財務的な影響を慎重に検討し、役員車の導入が企業の経営戦略にあっているかを判断する必要があります。
2.管理の手間
役員車の運用には、車両と運転手の適切な管理が欠かせません。しかし、その手間が企業にとって課題となる可能性もあります。
役員車は企業のイメージにつながる車両でもあるため、定期的なメンテナンスや清掃、修理などを行って常に最適な状態を維持しなければなりません。これらの対応には、専門知識と時間が必要です。
また、優秀な運転手の採用から入社後の教育、日々の勤務管理にも多くの手間がかかります。運転手には高い運転技術と接客態度が求められるため、研修の実施なども欠かせません。
このように車両と運転手の管理には、多くの労力が必要です。役員車を導入する前には、どのように車両や運転手の管理を行うか考えておかなければなりません。
3.運転手の質の確保が必要
役員車の運用において、適切な運転手の確保と維持は極めて重要な課題です。単に高級車を用意するだけでは不十分で、運転手の質が企業の品質とイメージを左右します。
優秀な運転手には高い運転技術に加え、プロフェッショナルな態度と対人スキルが求められます。彼らは企業の代表としての振る舞いが企業ブランドに影響するためです。
そのため優秀な運転手の選抜には、運転技術テストのみならず、背景調査や対人スキル評価など厳格な基準が必要です。さらに、採用後も継続的な教育とトレーニングを実施し、サービス品質の維持向上をしなければなりません。
良い運転手を長期的に確保するには、適切な報酬体系やキャリアパス、定期的な評価とフィードバックが重要です。運転手の質が高ければ、役員は移動中も業務に専念でき、企業は役員車の本来の利点を最大限に活かせます。
優秀な運転手の確保と維持は労力を要しますが、適切に取り組むことで企業のブランドと効率性向上につながる貴重な投資となります。
役員車の運転手が必要な2つの理由
では、役員車の専属運転手はなぜ必要なのでしょうか。「自分で運転すれば良いのではないか」と思われる方もいらっしゃると思いますが、ただ楽をするためだけが目的ではありません。ここからは役員車の運転手の重要性についてお伝えしていきます。
1.安全性を守るため
出勤の際やお客様の元に出向く際などに役員自身が運転すると、運転手のコストなどはかからなくなりますが、トラブルの際に大きなリスクを負ってしまうことになります。
例えば、交通違反による取り締まりを受けた場合や、事故が発生した場合には役員に直接影響が及びます。企業全体のイメージを低下させてしまう可能性もあるでしょう。そのリスクを極力回避し、安全性を守るためにも、役員車専属の運転手を利用します。
2.時間をより有効的に使うため
時間をより有効的に使い、仕事の効率を良くするためというのも役員車の運転手を利用する理由の一つです。自宅から会社への移動、取引先への移動、会食への移動など役員となると1日の移動時間が数時間となってしまうことも少なくありません。この時間をただの移動の時間に使ってしまうことは、時間を無駄にしています。
役員車に運転手をつけて自らが運転しない環境にしておくことで、自分のスケジュールに合わせて自由に移動ができたり、移動中も他の細かな業務ができたりなど、時間を有効的に使うことができます。
役員車の運転手の外部委託が可能
役員車・役員車の運転手についてお伝えしましたが、「役員車・役員車専属の運転手の重要性は分かったけれども、自社では従業員に任せられるだけの余裕はない」と考えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
役員車の運転手を自社で業務として組み込むのが難しければ、外部に委託することが可能です。年間の契約から3ヶ月などのスポット契約まであり、運転に関する業務から運転業務に伴う管理業務などもすべて一貫して委託可能です。外部に委託した際の運転手は、ほとんどが運転に関する教育・研修を受けており、運転技術の向上に勤めている運転手なので、安心して任せることができます。
「コストが余分にかかってしまう」と考えられるかもしれませんが、
- 役員の稼働効率の向上
- 社内リソースの削減
- 事故リスクの低減
これらのことを考えれば、最終的なコストは外部に委託をしたほうが削減できていると考えられます。外部に委託することは様々な面でメリットがあるのです。
役員車の運転手を活用してビジネスの発展を
役員車・役員車の運転手は、上手に活用すればむしろコストやリスクの削減につながります。役員車・役員車の運転手をうまく活用し、企業のビジネス発展に活かしましょう。自社で運転手の手配などが難しくても、外部に委託して活用することが可能です。自社にとって役員車運転手の外部委託がメリットが大きければ、ぜひ活用なさってみてください。
役員運転手の管理に手が回らず、お困りの方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
実施役員数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
記事の内容に関して、電話での問い合わせを一時受付停止しております。記事に関する質問・問い合わせはお問い合わせフォームよりお寄せください。