2023.12.22
カテゴリ:自動車運行管理DX
タグ:デジタルシステム
おすすめのアルコールチェックアプリ15選!導入のメリットも解説しますアルコールチェックが義務化され、毎日のチェックに時間や手間がかかることに悩んでいる管理者の方もいるのではないでしょうか。
そんなアルコールチェックの業務を効率化するのに役立つのが、アルコールチェックアプリです。スマートフォンやタブレットに専用機器を接続して利用できるアルコールチェックツールで、自動でチェック結果を保存するとともに、異常があれば管理者に通知されます。
この記事では、アルコールチェックアプリとは何かを詳しく解説するとともに、おすすめのアルコールチェックアプリを紹介。さらにアルコールチェックアプリの種類や導入のメリットを紹介します。
アルコールチェックにかかる手間や時間を減らしたいと考えている事業者の方は、ぜひご覧ください。
アルコールチェックアプリとは
アルコールチェックアプリとは、スマートフォンやタブレットを使用してアルコール濃度を測定するためのアプリのことです。一般的には専用のアルコールセンサーが必要で、このセンサーをスマートフォンに接続して使用します。アプリはアルコールセンサーからのデータを解析し、ユーザーにアルコール濃度を即座に知らせます。
アルコールチェックの結果を表示するだけでなく、アプリ内で履歴の保存も可能。多くのアプリでは、データをクラウドに送信して長期間保存する機能や、複数の端末でデータを共有する機能もついています。
基準値を超えるアルコール濃度が検出された場合には自動で通知を送信するため、アルコールチェックを現場で確認していなくても管理者が異常値の検出を把握可能です。
他にも、アルコールチェックの結果をまとめたレポートを生成しメールやチャットで共有できるアプリや、GPSを利用してアルコールチェックを実施した場所を記録できるアプリなど、アプリによって機能はさまざまです。
アルコールチェックアプリを導入する際には、複数のアプリを比較し自社に合うものを選びましょう。
アルコールチェックアプリの種類
アルコールチェックアプリは、次の3種類に分類できます。それぞれの特徴を詳しく解説します。
- アルコールチェック特化型
- IT点呼併用型
- 車両管理一体型
アルコールチェック特化型
アルコールチェック特化型のアプリは、その名の通り、アルコール濃度の測定に特化したアプリです。高精度のアルコールセンサーと連携し、ユーザーが吹きかけた息からアルコール濃度を瞬時に計測します。
特化型のため複雑な機能は搭載されておらず、アプリのインターフェースがシンプルで誰でも簡単に操作できることが特徴です。専用のアルコールセンサーをスマートフォンに取り付けてチェックを行い、数秒程度で結果を確認できます。
業務でのアルコールチェックに使うのはもちろん、個人でも飲酒翌日の自己チェックに使えるほど手軽なツールです。
IT点呼併用型
IT点呼併用型のアルコールチェックアプリは、単にアルコール濃度を測定するだけでなく、IT技術を活用して出勤確認や勤怠管理も一体で行えるアプリです。出勤・退勤の確認や勤怠管理に加えてアルコール濃度もまとめて記録できるため、管理効率を高められます。
出勤時だけでなく退勤時にもアルコール濃度を記録するため、朝だけでなく業務中のアルコール摂取を防止できるのもポイント。例えばドライバーが休憩中に飲食したものが原因で退勤時にアルコールが検出されてしまったような場合でも、再発防止に役立てられます。
また、IT点呼併用型の場合には、ビデオ通話機能を備えたアプリが多いのも特徴です。事務所にアルコールチェッカーがある場合、点呼のために事務所に立ち寄らなければなりません。しかし、ビデオ通話機能を利用すれば、管理者が離れた場所にいてもチェックが可能です。
車両管理一体型
車両管理一体型のアルコールチェックアプリは、アルコール濃度の測定だけでなく、車両の運行状況や位置情報も一元的に管理できる高度なアプリです。
運行に関する情報を1箇所にまとめて管理できるのが特徴で、運行管理用のアプリだけを確認すれば記録すべきすべての情報を把握できます。情報が点在する場合には複数のツールを開いてさまざまな情報を確認しなければならないこともありますが、一元化されていれば確認にかかる時間を短縮できるでしょう。
車両管理一体型のアルコールチェックアプリは、特に管理者側にとってメリットの大きいアプリだといえます。
おすすめのアルコールチェックアプリ15選
ここからは、おすすめのアルコールチェックアプリを紹介します。アルコールチェックアプリの導入をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
1.アルレポ
※引用:アルレポ
「アルレポ」は法人向けのアルコールチェック管理サービスで、運転前後のアルコールチェックの結果を記録・保存する機能があります。直感的な操作で、さまざまなアルコール検知器と連携して使用可能です。
サポート体制も充実しており、Bluetooth通信対応検知器との連携、OCR機能による文字読み取り、報告の保存期間(最大13ヶ月)、スマホ対応でのスピード承認などが特徴です。車両に関する情報も一元管理できます。
2.アルキラーNEX
※引用:アルキラーNEX
「アルキラーNEX」は、運転手のアルコールチェックを簡単、確実、スピーディーに行えるクラウド型アルコールチェッカーです。
クラウド経由でアルコールチェックのデータを即時確認でき、法令対応と管理者の負担を軽減します。高精度の日本製センサーを使用し、顔認証とワンタイムパス機能による不正防止機能を搭載。自動化・可視化による業務効率化と、豊富なサポート体制が特徴です。
3.ALPiT
※引用:ALPiT
「ALPiT(アルピット)」は月額980円で利用できるクラウド管理型アルコールチェッカーサービスです。
アルピットを使うと、アルコールチェックの自動化と一元管理を実現し、紙やExcelによる管理と比べて運用コストを削減できます。アプリを使用して簡単に検査結果を送信でき、結果はクラウドで自動保存されます。
利用料金にはアルコールチェッカー代が含まれており、端末の寿命が近づくと新しい端末が自動で届くのも魅力です。サポート体制も充実しており、安全運転管理者の業務負担を大幅に軽減します。
4.あさレポ
※引用:あさレポ
「あさレポ」は安全運転支援のクラウドサービスで、飲酒チェックと検温できるのが特徴です。携帯可能な小型デバイスを使用し、Bluetoothでスマートフォンと連携できます。AI顔認証によるなりすまし防止機能があり、測定データはクラウドサーバーで一括管理されます。
専用アプリから、アルコールチェックと検温の結果をクラウドサーバーへの送信・記録が可能です。
5.ALCクラウド
※引用:ALCクラウド
ALCクラウドは、運輸、運送、旅客業界などでの飲酒問題に対処するために設計された、クラウドベースの遠隔アルコールチェッカーシステムです。
リアルタイムでクラウドに測定情報を送信するのに加え、測定終了と同時にスマートフォンのカメラで写真を撮影するため遠隔地でのなりすましやすり抜けを防げます。簡単な操作で呼気を検査器に吹きかけるだけで測定が可能です。
6.スリーゼロ for ビークルアシスト
「スリーゼロ for ビークルアシスト」はパイオニアのクラウドベースアルコールチェック管理サービスです。
スマートフォンアプリを通じてアルコール検知器との連携を実現し、安全運転管理者の業務を効率化します。様々なアルコール検知器に対応しており、顔写真を含めた検査結果をビークルアシストに自動連携させることが可能です。
スリーゼロ for ビークルアシストを導入すれば、ドライバーによる報告の手間や管理者による確認と記録の負担を軽減し、安全運転管理の全般を効率化できます。
7.Cagou IT点呼 for 白ナンバー
「Cagou IT点呼 for 白ナンバー」は、白ナンバー事業者向けの飲酒検査・記録保管クラウドサービスです。安全運転管理者と運転者の負担を減らしつつ、コンプライアンス順守をサポートします。
酒気帯びの確認結果はクラウドに1年間保存。その他にも、ビデオ通話による運転手の状態確認やアルコールチェッカーの使用期限・回数管理、なりすまし防止などさまざまな機能があります。
クラウドに1年間保存される酒気帯びの確認結果、ビデオ通話による運転手の状態確認、アルコールチェッカーの使用期限・使用回数管理、なりすまし防止機能、グループライセンスによるリーズナブルな価格設定、従業員・車両情報のクラウド上での一括管理などが特長です。
8.docoですcar
※引用:docoですcar
「docoですcarアルコールチェックサービス」は、白ナンバー車向けのクラウド型アルコールチェックサービスです。
飲酒検査の実施、記録、管理を自動化し、企業の車両管理における負担を軽減します。法律の要件に準拠し、企業の安全運転管理の効率化を支援します。
アルコール成分以外に反応しにくい高精度な化学式検知器を採用しているため、誤検知の可能性が低いのも魅力です。
9.コンレポ
※引用:コンレポ
コンレポの「アルコールチェック連動サービス」は、アルコール検査記録をクラウドで管理するサービスです。アプリのインストールは不要で、ダッシュボードで管理が容易に行えます。
運転者はスマートフォンを使用して遠隔地からでもアルコール検査ができ、呼気アルコールチェッカーとパソコンのカメラ機能の連動によりなりすましの防止も可能です。また、AIによる画像解析で数値を自動入力する機能があり、さまざまなアルコール検知器に対応しています。
10.D-Drive
※引用:D-Drive
「D-Drive」はアルコール検知器と連動した自動記録機能を備えたサービスです。サービスには承認ワークフロー設定機能が含まれ、ダッシュボードで視覚的にアルコールチェック状況の確認が可能です。
ドライバーはアルコール検知器で呼気を測定し、測定完了と同時に顔写真を自動撮影します。データはスマートフォンを介してクラウドシステムに自動記録され、管理者はクラウドで結果を確認し、承認結果を記録できます。
11.デジタル点呼マネージャー・スマート
「デジタル点呼マネージャー・スマート」は、アルコール検知機とスマートフォンを連携させて利用するクラウドサービスです。
場所を選ばずにアルコールチェックが可能で、結果をリアルタイムでクラウドに保存します。異常値が検出された場合は、登録アドレスへのメール通知や管理画面でのアラート表示も可能です。
5年間の記録保存機能があり、法令順守をサポート。端末ごとのライセンス契約が可能で、グループ管理機能も備えています。
12.eXFrame AC1
※引用:eXFrame AC1
「eXFrame AC1」は、安全運転管理をデジタル化するクラウドサービスです。ドライバーのスマートフォンを活用し、アルコールチェックなどの報告をデジタル化します。
アプリと書式をデータ連携し、書類作成の労力を削減。動画や画像のアップロード、報告締め日時の設定、アルコール測定値のしきい値設定などが可能です。また、GPS位置情報の取得や画像・映像共有もサポートしています。
13.KITARO
※引用:KITARO
KITAROのアルコールチェック機能は、高精度で誤検知の少ない電気化学式アルコールチェッカー「フーゴスマート」と連携します。
スマートフォンアプリを介して簡単に操作でき、ドライバーはアルコールチェックの結果をすぐにスマホで送信できます。高性能センサーによる信頼性の高い測定と、スマホとのシンプルな連携が特徴です。
さらに、ビデオ通話で遠隔地からのアルコールチェック確認が可能で、結果はKITAROの日報に記録されます。
14.AI-Contact
※引用:AI-Contact
AI-Contactは、ドライバーのアルコールチェックを支援するクラウドベースの運行管理システムです。このシステムでは、運転前のアルコールチェックの記録と管理が簡単に行えます。
また、AI-Contactフリートは、運行管理、動態管理、車両管理、アルコールチェック記録管理など、多岐にわたる機能を提供し、安全運転管理者の法令遵守をサポートします。このサービスは無料で利用可能です。
15.アルコールチェック:ご安全に!
※引用:アルコールチェック:ご安全に!
「アルコールチェック:ご安全に!」は、義務化と直行直帰に対応するクラウド型アルコール検査記録システムです。
データは2年間保存され、リモートで内容の確認・管理が可能。アルコール検査の記録が義務化された法改正に対応し、管理業務の軽減とペーパーレス運用を実現します。
複数拠点の管理や直行直帰のスタッフのアルコールチェックもサポートし、スマートフォンから簡単に入力できます。
アルコールチェックアプリを導入するメリット
アルコールチェックアプリの導入には、次のようなメリットがあります。それぞれ、詳しく解説します。
- 管理者の業務負担を軽減できる
- ペーパーレス化を推進できる
- ドライバーが離れた場所にいても確認できる
管理者の業務負担を軽減できる
アルコールチェックツールの中には、管理者がひとりひとりに対して検査を行わなければならないものもあります。この場合、ドライバーの数が多いと非常に負担のかかる業務となるでしょう。
しかしアルコールチェックアプリがあれば、ドライバーがそれぞれチェックした結果をリアルタイムで収集し、自動で管理者に報告します。そのため、管理者の業務負担を削減できます。また、1台しかないアルコール検知器で順番待ちをしてチェックを行う必要がないため、ドライバーの負担も軽減できるでしょう。
チェック結果は自動でクラウドに保存されるため、管理者が手間をかけてデータ整理を行う必要もありません。アルコールチェック業務に関連する多くの時間を削減できるため、特に人手不足の深刻な業界ではメリットの大きいツールだといえるでしょう。
ペーパーレス化を推進できる
アルコールチェックアプリでは、データをクラウド上に保存します。そのため、ペーパーレス化の推進にも役立ちます。
アルコールチェックの結果は1年間保存しておかなければなりませんが、紙での保存は記録の手間がかかることに加え、保管の場所も必要です。また、特定のデータが必要になった場合に探し出すのにも手間がかかります。クラウド上にデータが保存されていれば、日時やドライバーを指定し、必要なデータをすぐに検索可能です。
紙でのデータ保管は紛失のリスクもありますが、クラウド上に保管されていれば紛失の心配もありません。
また、環境面への配慮としても、ペーパーレス化は評価されています。企業の社会的責任を果たす意味でも、ペーパーレス化の効果は大きいといえるでしょう。
アルコールチェックアプリによるペーパーレス化は、業務効率の向上だけでなくセキュリティ面での向上や環境への配慮においてもメリットがあります。
ドライバーが離れた場所にいても確認できる
アルコールチェック機器によっては、ドライバーと管理者が同じ場所にいなければチェックができないものもあります。しかし、アルコールチェックアプリを使うと、離れた場所にいてもチェックが可能です。これにより、ドライバーが出発地点や目的地で独立してアルコールチェックを行えます。
ドライバーが1人でアルコールチェックを実施できることによって、オフィスに立ち寄る必要がなくなります。つまり、直行直帰での勤務も可能となるのです。目的地によっては、オフィスに立ち寄ると遠回りとなってしまうケースもあるでしょう。そんなときはアルコールチェックアプリを使って直行直帰での勤務を可能とすれば、ドライバーの勤務時間を短縮し、労働効率を高められます。
ドライバーと管理者が離れた場所にいてもアルコールチェックを実施できることによって、より柔軟な働き方を考えられるようになるのです。
まとめ
この記事では、おすすめのアルコールチェックアプリを紹介しました。
アルコールチェックアプリとは、スマートフォンやタブレットに専用のアルコールチェック機器を接続し、アルコール濃度を測定できるアプリのことです。導入することで管理者の業務を効率化できるとともに、ドライバーの直行直帰も可能となるなどのメリットがあります。
アルコールチェックアプリには、特化型、IT点呼併用型、車両管理一体型の3種類があり、それぞれに特徴が異なります。各タイプの特徴を把握し、自社に合ったアルコールチェックアプリを選びましょう。
この記事を参考に、自社に合ったアルコールチェックアプリを探してみてください。