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自動車運行管理ラボ

2023.12.18

カテゴリ:セミナー

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大阪・関西万博で運行される「空飛ぶクルマ」とは?現状と課題を解説

空飛ぶクルマ

映画やアニメなどで空飛ぶクルマを見て、乗ってみたいと考えたことがある方も多いのではないでしょうか。

そんな空飛ぶクルマが実用化されるのは、それほど遠い未来のことではないかもしれません。現在、多くの企業が空飛ぶクルマの開発に力を入れており、実証実験が行われています。2025年に開催される大阪・関西万博では、空飛ぶクルマの商用運行も予定されているのです。

この記事では、空飛ぶクルマとはどのようなものか、技術的進展と現状を交えながら解説します。ぜひ参考にしてください。

現実的な空飛ぶクルマはどんなものか

空飛ぶクルマ

※引用:SKYDRIVE公式サイト

空飛ぶクルマというと、映画の世界の話を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし実は、空飛ぶクルマは実現する可能性が高い近未来のものとなりつつあります。

空飛ぶクルマの技術の核心にあるのが「電動垂直離着陸機(eVTOL)」です。eVTOLは、電動モーターを用いて垂直に離着陸する航空機のことを指します。滑走路を必要としないため、小さなスペースでの運用が可能な点が魅力です。

eVTOLは、クルマというよりも従来のヘリコプターに似た見た目をしています。実は「空飛ぶクルマ」には明確な定義はありません。経済産業省では、空飛ぶクルマの概念を「電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段」と定めています。

また、便宜上「クルマ」とされているものの、道路を走行する機能を持っているとは限りません。航空法上では「空飛ぶクルマ」はあくまでも航空機です。

参考:空飛ぶクルマの運用概念

「空飛ぶクルマ」として開発されているeVTOLとヘリコプターのもっとも大きな違いは、ローターの数です。一般的にヘリコプターは1つの大きな主翼を回転させて揚力を発生させています。それに対してeVTOLは、複数の小さなローターを回して揚力を得ています。

また、eVTOVLは電気を動力として飛行することも特徴です。電動化は自律飛行との相性が良いことに加え、電気は一般家庭でも入手しやすいことなどの理由から、自家用としての運用への期待が高まっているのです。

大阪・関西万博と空飛ぶクルマ

2025年に開催される大阪・関西万博では、日本初の「空飛ぶクルマ」の商用運行が予定されています。万博会場と会場外のポートの2拠点間を結び、空飛ぶクルマの有料運行の実現を目指しています。

2023年12月には、万博会場に近いヘリポートで、有人飛行による実証実験も行われました。テストフライトを行ったのは、万博で運行事業者となることが予定されている日本航空などの企業です。テストフライトに使われたのはドイツ製の試用機で、パイロットを乗せておよそ30mの高さまで上昇。上空をおよそ500m四方で旋回しました。

商用利用に向けては、安全性をはじめとしたさまざまな課題が残されているものの、今後実験データなどを活用したさらなる進化が期待されます。

空飛ぶクルマの技術的進展と現状

空飛ぶクルマの技術的進展と現状について、次の3つの観点から詳しく解説します。

  • 現在の開発状況
  • 主要企業の取り組み
  • 技術的挑戦

現在の開発状況

現在、多くの企業が「空飛ぶクルマ」の開発に力を入れています。eVTOLは前述の通り自家用航空機としての運用への期待が高まっているためです。

多くの企業がプロトタイプのテスト飛行を成功させており、機体の安全性や効率性、実用性の確認が進みつつあります。また、一部のモデルでは自動運転技術の統合も進められており、将来的には完全自動化された飛行が可能になるとも期待されています。

また、eVTOLは都市部での運用が容易なことも魅力のひとつです。ANAホールディングス・Joby Aviation・野村不動産の3社は2022年にパートナーシップを結び、首都圏および関西圏といった利便性の高いエリアへの離着陸場設置のための調査に乗り出しています。

しかし、eVTOLにはまだ多くの課題が残されているのも事実です。今後実用化のためには、バッテリーの改善や航続距離の延長、さらなる安全性の確保が必要となるでしょう。

空飛ぶクルマの開発は急速に進んでおり、近い将来私たちの日常に革命的な進化をもたらす可能性を秘めています。

主要企業の取り組み

空飛ぶクルマの開発は、世界中の多くの企業によって推進されています。

中でも先駆者として注目されているのが、SkyDriveです。SkyDriveは日本を拠点とする企業で、都市部での使用を目的としたコンパクトなeVTOLの開発に注力しています。オンデマンドで予約すると、街中のエアポートに迎えに来てくれるようなeVTOLの開発を進めています。

また、BoeingやAirbusなどの企業も、航空機製造の経験を活かしてeVTOLの開発に取り組んでいます。

空飛ぶクルマの市場はまだ新しく多くの可能性を秘めており、今後の進化が期待されています。

技術的挑戦

空飛ぶクルマは革新的な概念ではありますが、多くの技術的課題に直面していることも事実です。今後空飛ぶクルマが実用化され広く普及するためには、さまざまな課題を克服しなければなりません。

もっとも重要な課題のひとつは、安全性の確保です。空中での運用には、地上の車両にはない特有のリスクが伴います。例えば、空中衝突のリスクや機体の故障、気象条件の変化への対応などが含まれます。これらのリスクを最小限に抑えるためには、高度な自動飛行システムと信頼性の高い機体設計、さらに厳格な安全基準が必要です。

また、バッテリー技術の進化も重要な課題です。eVTOLは電動であるため、長い航続距離と短い充電時間を実現するためには、高効率かつ高容量のバッテリーシステムが求められます。現在のバッテリー技術ではこうした要件を完全に満たすことは困難であり、研究開発が続けられています。

空飛ぶクルマの実用化には、適切なインフラの整備も不可欠です。離着陸場の設置や航空交通管理システムの開発、緊急時の対応プロトコルの確率などが求められるでしょう。都市部での運用を考えた場合、これらのインフラは都市計画に大きな影響を与える可能性もあります。

さらに、法的・規制的な側面も重要な課題です。空飛ぶクルマが一般に普及するためには、航空法規、交通規制、保険制度など、多くの法的枠組みが整備される必要があります。これらの規制は、安全性を確保しつつ、技術革新を妨げないようなバランスのものでなければなりません。

多様なステークホルダーとの協力や革新的なアプローチ、継続的な研究開発によるこれらの技術的課題の解決が期待されています。

空飛ぶクルマは近い将来実用化する可能性が高い

現在、多くの企業が空飛ぶクルマの研究開発に力を入れています。2025年に開催される大阪・関西万博では、空飛ぶクルマの商用運行を実現しようという動きもあります。今後、空飛ぶクルマの実用化に向けた動きはさらに活発になるでしょう。

とはいえ、空飛ぶクルマにはバッテリーや安全性、インフラや法律の整備といったさまざまな課題があるのも事実です。実用化のためには、これらの課題をひとつずつクリアしなければなりません。

空飛ぶクルマの実用化は、人々の移動にとって革命的なできごととなるはずです。今後どのように研究が進められていくか、ぜひ注目してみてください。

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