2023.03.26
カテゴリ:運行管理
タグ:マイクロバス
マイクロバスの送迎料金は?シチュエーション別に業務内容も解説「自社で運行管理をしているが、抜け漏れが多い」
「地元のバス会社に送迎を依頼しているがコストをもっと削減できないだろうか」
という課題はありませんでしょうか。送迎の管理で重要になってくる業務は実際の運転だけではなく、準備、点検、運行の見直し、運転手の教育など多岐にわたり、自社ですべて実施するには負担が大きい内容です。
そこで本記事では、送迎でマイクロバスが利用されるシチュエーションや、運行管理に必要な業務内容、送迎代行サービスを利用する際の料金例について解説します。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
想定送迎人数もしくは車両台数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
マイクロバス送迎が使われるシチュエーション
マイクロバス送迎は、次のようなシチュエーションで利用されます。
- 従業員の送迎
- 幼稚園・保育園の送迎
- 駅からショッピングモールへの送迎
- 各種イベント時の送迎
- デイサービスや介護施設への送迎
- 自動車教習所・塾への生徒送迎
- ゴルフ場への送迎
- ホテルへの送迎
それぞれの特徴やメリットを解説します。
従業員の送迎
工場などの施設において、従業員の送迎を行っている場合があります。従業員の送迎を行うメリットは次の通りです。
- 1.従業員の負担を減らせる
- 2.公共交通機関の利用が難しい場合でも出勤できる
- 3.駐車場のスペースを削減できる
- 4.求人への応募数を増やせる
- 5.企業イメージの向上
公共交通機関が不便な場所では、送迎を導入することで従業員の負担を減らせます。従業員が快適に通勤できるだけでなく、出勤できる時間帯や日程が増える可能性もあります。
マイカー通勤が多い場合、駐車場の確保が必要です。また、マイカー通勤必須の場合、そもそも求人への応募を避けられてしまうことも少なくありません。従業員の送迎を行っていれば、駐車場の費用を削減し、求人への応募数を増やせる可能性があります。
従業員送迎の詳細については、別記事「工場で従業員送迎を実施するメリットは?送迎に必要な準備も紹介」もご覧ください。
幼稚園・保育園の送迎
園児の送迎を行っている、幼稚園や保育園もあります。保護者が園まで送迎するスタイルと異なり、近くのバス停までの送迎で済むため、送迎バスが導入されている幼稚園や保育園を選びたいと考えている保護者も多くいます。
しかし、全国の保育園や認定こども園のうち、送迎バスを運行している施設の割合は20%に満たないのが現状です。送迎バスが求められているにもかかわらず実際に導入している施設が少ない理由のひとつが、保育施設における慢性的な人手不足です。送迎を実施したいと考えていても、人手不足のため送迎を実施できない園もあります。
人手不足が原因で送迎ができない場合には、送迎代行業者への外部委託も可能です。送迎代行サービスを利用すれば、人手を割かずに送迎バスを導入できます。また、ドライバーの欠勤や万が一の事故の際にも、代行業者が対応します。
スクールバス運用の詳細については、別記事「保育園・幼稚園の送迎バスが抱える問題とは?業務を委託するメリットも解説」もご覧ください。
駅からショッピングモールへの送迎
駅から遠いショッピングモールの場合、駅とショッピングモール間の送迎を行うことがあります。駅からの送迎を行うことで、自家用車でショッピングモールを訪れることが難しい人も、ショッピングモールに来てくれるようになる可能性があります。
また、徒歩で駅まで移動しなければならない場合、荷物が多くなることを嫌って買い控えが起きる可能性もあります。しかし、送迎バスがあれば、顧客が購入しても良いと考える商品の量が増えるでしょう。
従業員も利用可能な送迎バスとすれば、従業員送迎を行う場合と同様のメリットを得られます。送迎バスを導入することで、売上を上げられる可能性があるとともに、求人への応募を増やせる可能性もあります。
各種イベント時の送迎
特別な時だけ行われる各種イベントでも、マイクロバスでの送迎が行われる場合があります。イベントの際には、普段会場に訪れない人が多数集まります。土地勘がないと道に迷ってしまう参加者もいますが、送迎バスがあれば迷わず参加が可能です。最寄り駅から徒歩で移動するのが難しい参加者も、送迎バスがあれば安心です。
イベントによっては、普段人が集まることを想定されていない場所で開催することもあります。路線バスや公共交通機関では輸送力が不足することもありますが、送迎バスがあればスムーズに参加者を輸送できます。
イベントの規模や周辺の状況、参加者の人数や自家用車で参加する人の割合によって、導入する送迎バスの台数を考えましょう。
デイサービスや介護施設への送迎
デイサービスや介護施設は、自家用車や公共交通機関での移動が難しい人も多く利用します。そのため、送迎サービスの導入は欠かせません。
しかし、それらの施設で働くスタッフにとって、送迎はコア業務ではありません。中には、運転が苦手なスタッフもいます。SNSで調査すると「送迎業務は怖い」「事故が不安」といった声もあります。
また、デイサービスや介護施設は人手が不足しがちです。送迎の際には運転だけでなく、車両の点検やさまざまな事務作業も必要です。送迎業務ができるスタッフを確保しつつ、円滑な施設運営を行うのが難しいと感じている管理者の方もいるでしょう。
送迎代行サービスを利用すれば、現場で働くスタッフや管理者の方の精神的・肉体的な負担を減らしながら送迎サービスを運用できます。
施設で働く人のホンネを知りたい方は、別記事「介護施設の職員は送迎ドライバーをしたくない!人手不足の解消法を解説」をご覧ください。
自動車教習所・塾への生徒送迎
自動車教習所や塾でも、送迎を行っている場合があります。自動車教習所は、広い土地が必要なため最寄り駅から離れた場所に位置していることも少なくありません。また、自動車免許を取得する前の人が通う施設であるため、自家用車で通うことも難しいでしょう。
塾も、主に未成年が利用する施設のため、本人が運転する自家用車で通うことは想定されていません。送迎サービスがあれば、保護者が送迎する手間を減らせますし、帰宅が遅い時間になってしまっても比較的安心です。
自動車教習所や塾は送迎サービスがあると便利なため選ばれやすく、広範囲から生徒を集められます。より多くの生徒を集めたいと考えているのであれば、送迎サービスの導入を検討しましょう。
ゴルフ場への送迎
マイクロバスを利用して、ゴルフ場への送迎を行うサービスもあります。ゴルフ場を利用する個人が申し込むサービスで、一緒にプレーする仲間とプライベートな空間で移動が可能です。自家用車での移動と違ってお酒を我慢する必要はありませんし、公共交通機関での移動と違ってゴルフバッグを配送する手間もありません。
料金は利用人数ではなく車の種類や台数で決まるため、複数人で移動する場合には割安となる可能性もあります。タクシーと違い、事前の打ち合わせで料金を決めてから利用するため、メーターを気にしながら乗車する必要もありません。
ドアtoドアでの移動をかなえつつ、お酒も楽しみたい方に適したサービスです。自家用車や公共交通機関での移動が面倒だと感じていた人には、特に便利だと感じられるでしょう。
ゴルフ場送迎については、別記事「ゴルフ場送迎サービスとは?利用するメリットや注意点を徹底解説」をご覧ください。
ホテルへの送迎
最寄り駅やターミナル駅からの送迎をおこなうホテルも多くあります。駅から近いホテルは、観光などを考えると便利です。また、長時間徒歩で移動するのが難しい人でも利用しやすいでしょう。しかし、駅から遠いホテルであっても、送迎サービスがあれば同等の利便性を提供できます。
また、ホテルで宿泊する場合には多くの荷物が必要です。たくさんの荷物を運ぶのには労力が必要なため、ターミナル駅からの送迎があると、ユーザーにとっては非常に便利に感じられるでしょう。送迎サービスを導入するためにはさまざまな業務が必要で手間がかかりますが、必要な労力以上に集客力を高められる可能性があります。
マイクロバス運行管理の業務内容
マイクロバスの運行管理には、次のような業務が必要です。
- 運転業務
- 事務・労務管理
- 車両のメンテナンス
- 事故の対応
- 保険の加入
運転業務では、ただ車を走らせ目的地に到着すれば良いわけではありません。利用者や周辺住民への配慮など、サービスのプロフェッショナルとしての対応が必要です。
事務や労務管理は、ドライバーの給与計算、社会保険への加入などの仕事を指します。送迎ルートの作成も欠かせない仕事です。
車両を安全に運転するためには、メンテナンスも必要です。日常的な燃料の補給や車内清掃の他に、日常点検や定期点検も実施し、トラブルを防ぎます。
どんなに気をつけていても、事故が発生してしまうこともあります。事故が発生してしまったら、現場での対応や示談交渉、保障などを行わなければなりません。
万が一の事故に備えるための保険加入も必要です。加入はもちろん、更新を忘れてしまうことがないよう、保険期間をきちんと把握しておかなければなりません。
各施設での送迎代行サービス利用事例集
送迎を実施するメリットはわかっていても、人手不足をはじめとしたさまざまな理由でサービスの導入が難しいと感じている施設もあるでしょう。
そんなときには、送迎代行サービスを利用すると便利です。送迎代行サービスでは、運転業務だけでなく、送迎に必要な各種の事務作業やドライバーが欠勤する際の代理ドライバーの派遣、万が一の事故対応なども行います。
ここでは、実際に弊社の送迎代行サービスをご利用いただいている各施設の事例を紹介します。
1.幼稚園 園児送迎バス(大阪市西淀川区)
導入会社 :学校法人
業種 :教育、学習支援業
≪導入のきっかけ≫
当園内のスタッフが交代制で園児送迎バスの運転をしていましたが、本業へ専念できないため運転手を探しておりました。その際にビジネスサポートの送迎代行サービスを知り導入へと至りました。
≪導入して良かった点≫
園児の送迎には教員が添乗しますが、当初2名必要だった教員が1名になったため(運転手が不要になった)、とっても助かっています。
ドライバーさんも園児とのコミュニケーションを気遣っていただき、快適で安心な園児送迎をしていただいてます。
≪導入内容≫
車種 |
マイクロバス |
ルート |
幼稚園~指定停留所~幼稚園 |
送迎人数 |
約50人/1日 |
送迎頻度 |
午前・午後 2便 |
2.食品加工工場スタッフ送迎(広島県廿日市市)
導入会社 :派遣会社
業種 :人材派遣業
≪導入のきっかけ≫
当初派遣スタッフの送迎は自社内のスタッフが担当しておりましたが、労務コストが重く業務に専念できないので解決策を検討していたところビジネスサポートの送迎代行サービスを知り導入する事になりました。
≪導入して良かった点≫
派遣スタッフの送迎に関する事はすべてお任せ出来るので労務コストがかなり軽減できております。
お陰様で社員の労働時間を大幅に削減できており、社内の労働環境改善につながっております。
≪導入内容≫
車種 |
マイクロバス |
ルート |
最寄り駅⇔工場 |
送迎人数 |
約100人/1日 |
送迎頻度 |
朝便・夕便 各1便ずつ |
3.ホテル利用者様送迎(奈良県)
導入会社 :ホテル運営法人様
業種 :宿泊業
≪導入のきっかけ≫
自社直接雇用も検討したが、ドライバー採用・教育・管理の負担に対して課題が持ち上がった。
専門業者へ依頼することで、上記課題を抱えなくてよいのではないかの期待があり、ビジネスサポートに問い合わせをした。
≪導入して良かった点≫
スポット的に入る送迎などにも、臨機応変に対応していただいている。
ホテル送迎としての接遇をしっかりできるドライバーさんが対応してくれているので、安心してまかせられている。
自社でのドライバー雇用にかかる、採用・教育・管理・事故対応などの負担が無く助かっている。
≪導入内容≫
車種 |
ミニバン 1台・マイクロバス 1台 |
ルート |
各最寄駅とホテル間の送迎 スポット対応による都度別ルート |
送迎人数 |
約20人/1日 |
送迎頻度 |
土曜日・日曜日・祝日 朝~夜の定時運行 賓客対応等のスポット運行 |
4.ゴルフカントリークラブ利用者送迎(奈良県生駒郡)
導入会社 :ゴルフカントリークラブ
業種 :娯楽業
≪導入のきっかけ≫
当クラブでは、ゴルフ場と最寄り駅を往復するシャトルバスを運行しておりましたが担当者欠員の為、人員補充を検討していたところビジネスサポートの送迎サービスの存在を知りサービス導入する事となりました。
≪導入して良かった点≫
安心・安全を最優先していただいている所、運転業務以外にもゴルフバッグ等の受け渡し業務も対応いただける、ドライバーさんは接遇マナー研修を受講されており、ゴルフクラブに相応しい接遇対応をいただいている。
≪導入内容≫
車種 |
マイクロバス |
ルート |
当ゴルフクラブ⇔最寄りのJR駅 |
送迎人数 |
約50人/1日 |
送迎頻度 |
朝4回・夕4回の計8回 |
マイクロバス送迎運行サービスのご契約の流れ
マイクロバス送迎運行サービスのご契約は、次の流れで進めます。
事前準備 |
・送迎業務内容および見積書のご確認 ・当社自動車運行管理契約約款のご確認 |
ご契約手続き |
・自動車運行管理契約の締結 ・自動車保険加入証明書のご提出 ・管理車両にトライプレコーダーを設置 |
稼働 |
・ルート改善のご提案(都度) ・運行診断報告書のご提出(都度) ・ご契約プランの見直しご提案(随時) |
事前に各種書類をご確認いただいた後、弊社で発注書、車検証、自動車保険証書を受領してから契約書をご提出いたします。ドライバーの配属までは最大で2ヶ月程度かかるため、利用をご検討中の方はお早めにご相談ください。
マイクロバスでの送迎を外部委託した際の料金
マイクロバスでの送迎を外部委託した場合の料金は、単発の場合と継続利用の場合で異なります。それぞれの料金は次の通りです。
単発の場合 |
1時間あたり2,000〜2,500円 |
継続利用の場合 |
月133,000円〜 |
継続利用の場合の料金は、1週あたり3日間稼働の場合の例です。1日4時間未満で、14日間の利用が可能です。
契約プランだけでなく、オプションによっても料金が変わります。詳細な料金を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ◆マイクロバス送迎代行サービスで効率的な社内改善を
マイクロバスでの送迎は、ユーザーにとって利便性が高く事業者にとってのメリットもありますが、車両管理や運行管理の手間と負担が大きいため、導入を迷う事業者も多くあります。
送迎代行サービスを利用すれば、これらの手間を委託可能です。運行管理から業務実施、運転の安全性確認まで行います。
送迎サービスでの負担にお悩みの方は、送迎代行サービスの利用を検討してください。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
想定送迎人数もしくは車両台数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
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