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自動車運行管理ラボ

2023.03.23

カテゴリ:運行管理

タグ:

送迎減算とは?適用対象となるサービスや送迎の負担を減らす方法を解説

送迎減算

通所系サービスの中には、送迎サービスを行うのが基本と考えられているサービスもあります。そうしたサービスで送迎を行わない場合には、送迎減算が適用されます。

利用者の利便性のためにも、そして送迎減算の適用をできるだけ避けるためにも、送迎サービスを導入している事業者様もいるでしょう。しかし、運転が苦手なスタッフや、人手不足の施設にとっては、送迎業務の負担は大きいものです。

送迎業務の負担を減らしながら、送迎サービスを維持するためには、送迎サービスの利用も検討してみましょう。

今回は、送迎減算の詳細や対象となるサービスについて詳しく解説します。

 

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送迎減算とは

送迎減算とは、通所系サービスで送迎を実施しない場合に適用される減算のことです。

通所系サービスで送迎を実施する場合、個別サービス計画において片道もしくは往復の送迎を位置付けます。個別サービス計画で送迎を行うとされているにもかかわらず、実際には送迎が実施されていなかった場合が減算の対象です。利用者側から見れば、送迎を利用しなかった分の費用を支払わなくてよい仕組みとも言えます。

以前は、利用者が同一の建物から施設に通っている場合のみ、減算の対象となっていました。しかし、施設の近隣に住み、自力で通える利用者のみを対象にサービスを提供すれば減算の対象外となるため、抜け道として利用されている実態がありました。そのため、現在では実際に送迎を行っているかどうかで、減算の適用が決まるようになっています。

送迎減算が適用されるサービスと単位数

送迎減算が適用されるのは「通所系」と呼ばれる福祉サービスのうち4つのサービス種別です。具体的なサービスの種類と単位数はそれぞれ次の通りです。

介護サービス種別

単位数

通所介護

-47単位

地域密着型通所介護

(介護予防)認知症対応型通所介護

通所リハビリテーション

送迎をしなかった場合、片道ごとに決まった単位数が減算されます。つまり往復ともに送迎をしなかった場合には、2回分の単位が減算される計算です。1単位は約1円で計算されます。

送迎減算に関するQ&A

送迎減算について考えると「こんな時はどうすれば良いのだろうか」と悩んでしまう場合もあります。そこで、送迎減算に関するよくある質問を集めました。

徒歩で送迎した場合に送迎減算は適用されますか?

送迎に車両を用いなければならないという決まりはありません。徒歩であっても送迎を行っていれば、送迎減算は適用されません。

宿泊サービスを利用した場合送迎減算はどうなりますか?

宿泊サービスを利用したかどうかに関わらず、送迎を行っていない場合には送迎減算が適用されます。

送迎の予定があったが結果的に送迎しなかった場合はどうなりますか?

送迎減算は、送迎の予定があったかどうかではなく、実際に送迎を行ったかどうかで適用が決まります。そのため、送迎の予定があり自宅まで迎えに行ったものの、何らかの事情で結果的に送迎サービスを利用せず、家族が車で送迎したというような場合にも送迎減算は適用されます。

事業所と同一の建物に住んでいる利用者へのサービス提供でも送迎減算は適用されますか?

事業所と同一の建物に住んでいる利用者へサービスを提供する場合「同一建物等減算」という減算が適用されます。この時、送迎減算は適用されません。同一建物等減算と送迎減算が同時に適用されることはありません。

送迎の負担を減らすには代行サービスの利用がおすすめ

送迎減算

送迎減算が適用されるサービスでは、送迎サービスを行うのが基本です。

しかし、人手不足で送迎業務が負担だと感じている事業者様もいるでしょう。また、ドライバーとして雇用されたわけではないスタッフの場合、送迎業務に大きなプレッシャーを感じることもあります。

送迎の負担を減らすためには、代行サービスの利用がおすすめです。代行サービスを利用する場合、事業者様が行わなければならない準備は、送迎用の車両を準備することだけです。ルート作成やドライバーの採用、研修、労務管理など、面倒な業務はすべて業者に委託できます。

また、ドライバーが体調不良で欠勤する場合には代理のドライバーが派遣されますし、万が一事故が発生した場合も、委託業者が事故対応を行います。

自社で送迎を行うのではなく委託業者に送迎を依頼した場合でも、送迎減算が適用されることはありません。送迎業務が負担だと感じているのであれば、代行サービスの利用を検討してください。

送迎減算について知っておこう

送迎減算とは、通所系の福祉サービス施設で送迎を行わない場合に適用される減算のことです。片道あたり、47単位が減算されます。

通所系の福祉サービスを提供するのであれば、基本的には送迎サービスも提供すると考えておかなければなりません。送迎業務の負担が大きいと感じるのであれば、送迎代行サービスの利用もおすすめです。

 

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