2023.01.27
カテゴリ:運行管理
タグ:幼稚園・保育園
保育園の送迎バスの実態とは?送迎バスの外部委託メリットを解説近年の少子化や共働き夫婦の増加により、子供たちの安全の確保や親の負担軽減のため、園を選ぶ際に送迎があるかどうかをポイントにしている保護者も増えています。
その一方で、送迎バスの運転を保育園の職員が行なっていることも多く、人手不足の保育園では大きな負担となっています。新たに人を雇うとしても、求人採用業務に手が回らず、人材確保が難しいという現場の声も多いです。
そこで本記事では、送迎を行う保育園が抱えている問題と、それを解決する送迎代行サービスのメリットについて解説していきます。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
想定送迎人数もしくは車両台数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
保育園での通園バスの運行実態
自宅から離れた保育園に子供を通わせるなら、通園バスがある園を選びたいと考える保護者も多くいます。しかし社会福祉法人日本保育協会の調査によると、実際に全国の保育園・認定こども園のうち通園バスを運行している施設の割合は18.8%にとどまっています。
なぜ、これだけ低い割合にとどまっているのか、その理由を次の章で詳しく解説します。
保育園が抱えている問題
幼稚園・保育園では「保育士不足」・「待機児童問題」などがニュースでも多く取り上げられ、広く知られるようになりました。そして、今もなお、保育業界の課題となっています。
これらの問題解決のためには、保育士の労働環境を改善することが大切です。
慢性的な人手不足
2020年9月30日に実施された厚生労働省の調査によると、保育士の離職率は約9%、有効求人倍率は2020年7月時点で2.29倍(全職種平均1.05の倍以上)となっています。
引用:保育士の現状と主な取組|厚生労働省
保育業務だけでなく、会議や記録などの対応もあり業務量が膨大なことなどが退職理由としてあげられており、今もなお慢性的な保育士不足が続いている状況です。
送迎によるリスク
現状送迎バスの運転は、園の職員や園長先生がすることがほとんど。2021年7月には福岡で職員の確認不足により、送迎バスに園児が取り残される事故が発生するなど再発防止対策も求められています。通常の業務に加えて、送迎業務も行うとなると保育士の負担は計り知れません。子供たちの安全を守るためにも、送迎代行サービスを外部へ委託することは非常に役に立つと言えるでしょう。
通園バスで使われる車種
通園バスには、大きくわけて次の2種類があります。
- 小型幼児送迎バス
- 中型幼児送迎バス
それぞれの違いは次の通りです。
一般的な定員 |
車種 |
|
小型幼児送迎バス |
大人2人+幼児12人 |
ワゴン 小型バス |
中型幼児送迎バス |
大人3人+幼児39人 |
マイクロバス |
さらに大人数の送迎が必要な場合には、大型バスなどを利用することもあります。
必要な運転免許の種類
通園バスを運転するのに必要な免許の種類は次の通りです。
大人定員10人まで(大人2人+幼児12人) |
普通運転免許 |
大人定員29人まで(大人3人+幼児39人) |
中型免許(限定解除) |
全ての通園バス |
大型免許 |
送迎の人数に応じて必要な車種を用意するとともに、適切な免許を持ったドライバーを採用する必要があります。
通園バス運行にかかる経費
通園バスの運行にかかる経費には、次のようなものがあります。
車両代 |
バスの購入やリースのために使う費用 |
人件費 |
ドライバー・添乗員の給与や手当 |
燃料費 |
通園バスを走らせるために必要な燃料の費用 |
駐車場代 |
送迎バスを駐車しておくための場所を確保する費用 |
税金 |
自動車税や重量税 |
保険料 |
自賠責保険や任意保険のための費用 |
環境によっては、ほかにもさまざまな経費が必要な場合があります。自社で通園バスを運行するためにはどのような費用が必要か、事前に確認しておきましょう。
送迎代行サービスのメリット
慢性的な人手不足のうえ、送迎バスの運転を保育士が行うことでの業務負荷の増加や事故のリスクなど、保育園での送迎は問題がたくさんあります。
今後、高齢化社会を迎える日本は、さらに保育士の深刻な人手不足は避けられません。送迎業務を引き続き、保育園で行うことは困難になるのではないでしょうか。
こうした問題を解決するためには、外部の送迎代行サービスへ委託することがおすすめです。ここでは、送迎代行サービスのメリットをご紹介します。
車両点検や清掃もお任せ
送迎バスを維持していくためには、送迎業務だけでなく車両管理も重要です。安心安全に運転するためには、日々の車両点検や清掃は欠かせません。
さらに近年では、コロナウイルスの流行により清掃だけでなく換気や消毒も必要となっています。職員だけで送迎とメンテナンスを毎日行うことは大変ですが、送迎代行サービスでは感染症防止対策や車両点検を日々徹底しています。
送迎代行サービスへ委託することで、送迎だけでなくメンテナンスの問題も合わせて解決できます。
ドライバーの確保をしなくてもよい
運転業務を担当する保育士が急に欠勤する場合も少なからずあると思います。急いで代わりの運転手を探したり、最悪の場合当日の送迎バスを中止しなければなりません。当日の急な欠勤の場合は代理の運転手を探すのは困難でしょう。
送迎代行サービスでは、ドライバーのシフト管理などオフィスワークも代行しているサービスが多いため、欠勤トラブルを心配する必要がありません。
徹底した安全対策
保護者の大事な児童を預かっている以上、事故を未然に防ぐことが最も重要です。送迎代行サービスでは、安全運転に対するさまざまな取り組みをしています。
運転手たちは安全運転を心がけるため、定期的な講習を受けています。また、車両にはドライブレコーダーを設置させていただき、急ブレーキ、一時停止不履行などがあれば本部のネットワークに保存されます。これが危険運転の抑制に繋がっております。
勤怠管理や採用活動の手間と費用が不要
自社でドライバーを採用した場合、勤怠管理や採用活動に手間が発生します。また、事務作業を行うスタッフの負担も増えてしまうため、その分の人件費も必要です。
さらに、採用活動では、広告を出稿することもあるでしょう。面接や研修にも時間と手間がかかります。
送迎代行サービスを利用すれば、こうした手間やコストを削減できます。
事故の際の対応が不要
送迎に車両を使う以上、万が一の事故のことも考えなければなりません。事故が発生した場合には、まず現場での救命活動が必要です。事故後には、相手との示談交渉が必要になることもあるでしょう。
事故によって車両が破損してしまうと、修理が完了するまで送迎ができなくなることもあります。
送迎代行サービスを使えば、事故の対応は委託業者が行います。送迎を依頼した側が、事故の対応をする必要はありません。また、車両が運行できなくなった場合には、代車の提供も受けられます。
事故が発生した場合のリスクを抑えるには、送迎代行サービスを利用するのがおすすめです。
保育士の負担を減らすためには、安心安全な送迎代行サービスが便利
保育園で送迎する場合の問題点とその問題を解決するための送迎代行サービスについて解説しました。送迎代行サービスは、送迎業務だけでなくシフト管理や車両点検、安全対策まで一任できます。車両へのドライブレコーダーの設置や運転手は定期的な事故防止のための講習を受講しており、安全対策に努めています。
送迎代行サービスへの委託は費用面での負担があると感じるかもしれませんが、保育士の業務負担を軽減することは離職率の軽減にも繋がるのではないでしょうか。今後の保育士の確保と子供たちの安全のため、送迎代行サービスの利用をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
想定送迎人数もしくは車両台数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
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