2023.05.31
カテゴリ:運行管理
タグ:介護
老人ホームの送迎でやることは?代行業者を利用するメリットを紹介老人ホームでは、ショートステイや一時帰宅の際に送迎を実施します。
しかし、送迎サービスを提供している事業者の中には、老人ホームの送迎ドライバーにはどのようなことが求められ、どのような研修が必要なのか、実はよくわからないという方もいるでしょう。
そこでこの記事では、老人ホームで送迎が発生するタイミングに加え、送迎ドライバーに求められることも紹介します。
老人ホームの送迎は、代行業者に委託することも可能です。送迎代行業者を利用するメリットも紹介しますので、送迎業務に関してお悩みの事業者様はぜひご覧ください。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
想定送迎人数もしくは車両台数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
老人ホームで送迎が発生するタイミング
老人ホームで送迎が発生するタイミングは、主に次の3つです。
- ショートステイの送迎
- 一時帰宅の送迎
- 外出時の送迎
数日から数週間程度、短い間だけ老人ホームに入居するショートステイの場合、多くの事業者が送迎を行っています。
入居者が一時的に自宅に帰る、一時帰宅の場合にも送迎を行うことがあります。一時帰宅の送迎を実施していない老人ホームもあり、その場合には家族の送迎が必要です。家族が送迎できない場合には、介護タクシーを利用するケースもあります。
入居者から外出の要望があった場合に、目的地までの送迎を行っている老人ホームもあります。もちろん、すべての施設が実施しているわけではありません。また、対応している範囲も施設によって異なります。個人の要望に対応し、料金を取って輸送を行うためには「旅客自動車運送事業」の許可が必要です。有料での送迎を行うと違法になる可能性もあるため注意しなければなりません。
老人ホームで送迎を行うドライバーに求められること
老人ホームで送迎を行う場合、ドライバーは次のポイントに注意する必要があります。
- 福祉車両の取り扱い
- 利用者や近隣住民への配慮
- 事故や緊急時の対応
それぞれ、詳しく紹介します。
福祉車両の取り扱い
老人ホームでの送迎には、車椅子をそのまま乗せられる福祉車両が使われることもよくあります。通常の車両と異なるため、ドライバーが福祉車両の取り扱いをきちんと把握していないと、事故につながるリスクがあります。
例えば、乗降の際にはどのようにリフトに乗せればよいのか、乗車後どのように固定すればよいのかなどを知り、実践できなければなりません。福祉車両を正しく取り扱うためには、事前の研修も必要となるでしょう。
利用者や近隣住民への配慮
利用者が快適に移動できるよう、さまざまな配慮も求められます。対応の良さももちろんですが、利用者の状況に応じた配慮も必要です。例えば、利用者の中には姿勢を保つのが難しい人もいるため、できるだけ揺れが発生しないように運転するといった心遣いが必要なのです。
配慮が必要な対象は、利用者だけではありません。老人ホームの送迎では住宅街の中に車を停める必要が出てくるため、周辺の住民にも配慮が必要です。例えば、停車する際にはアイドリングをストップする、通行の妨げにならないようにするなど、周囲の状況を見ながら判断できなければなりません。
事故や緊急時の対応
車を運転する以上、事故の可能性は常に考えておかなければいけません。老人ホームの送迎を行うドライバーは、事故が発生した場合に適切な対処を行う必要があります。
運転時の緊急事態は事故だけではありません。利用者が車内で急に体調不良を起こしてしまうこともあるでしょう。その際にも、ドライバーによる適切な対応が求められます。事故や体調不良など、さまざまな緊急事態を想定し、研修を実施しておく必要があります。
送迎代行サービスを利用するメリット
老人ホームの送迎では、送迎代行サービスを利用することも可能です。送迎代行サービスを利用するメリットは次の6つです。
- 1.現場スタッフの負担を減らせる
- 2.事務作業にかかる負担を減らせる
- 3.欠勤時に代理のドライバーが派遣される
- 4.研修を受けたプロのドライバーによる送迎を実施できる
- 5.万が一事故の際にも対応不要
- 6.車両のメンテナンスが不要
1.現場スタッフの負担を減らせる
老人ホームの中には、現場のスタッフが一時的に送迎業務を行う施設もあるでしょう。しかし、現場のスタッフは介護のプロであって運転のプロとは限りません。できれば運転したくないと感じながら、仕方なく送迎業務をしている人も多くいます。
また、送迎でスタッフが抜けてしまうと、施設に残ったスタッフに負担がかかることもあります。送迎代行サービスを利用すれば、スタッフに負担をかけず送迎車両を運行できます。
実際現場スタッフが送迎業務に対してどう思っているのかを、別記事「介護施設の職員は送迎ドライバーをしたくない!人手不足の解消法を解説」で紹介していますので、参考にしてください。
2.事務作業にかかる負担を減らせる
介護にあたるスタッフの負担を避けるためにドライバーを雇った場合、今度は労務などの手続きが増え、事務負担が増えてしまいます。短時間の勤務を希望するドライバーを複数雇った場合などは、かえってスタッフの負担が増えてしまうこともあるかもしれません。
送迎代行業者に依頼した場合、施設側でのそうした事務手続きは不要です。必要な作業は、送迎を委託された業者が行います。
3.欠勤時に代理のドライバーが派遣される
ドライバーが急に欠勤した場合、送迎車両の運行に困ることがあります。急遽施設にいるスタッフが送迎業務を担当すると、施設内のスタッフが不足してしまうこともあるでしょう。
送迎代行業者に依頼した場合、ドライバーが急に欠勤しても代理のドライバーが派遣されます。施設側は普段通りに業務を続けられるため、欠勤を心配する必要はありません。
4.研修を受けたプロのドライバーによる運行を実施できる
老人ホームのスタッフであっても、送迎業務を行う場合にはある程度の研修を実施します。しかし、本来力を入れるべきは施設内での業務であるため、どうしても送迎のための研修には時間を割けません。
しかし、送迎代行業者に依頼すれば、安全運転に関する研修を徹底的に受けたプロのドライバーによって、送迎車両の運行が可能です。事故のリスクを下げられ、利用者も安心して乗車できるでしょう。
5.万が一の事故の際にも対応不要
万が一事故を起こしてしまうと、損害賠償などの交渉をはじめとしたさまざまな対応が必要になります。慣れない対応に、疲れ切ってしまうこともあるでしょう。
送迎代行サービスを利用している場合、事故の対応も業者が行います。そのため、事故が発生したことで、他の業務が圧迫されてしまうのを避けられます。
6.車両のメンテナンスも不要
安全、快適に車両を運行するためには、給油や日常点検をはじめとしたさまざまなメンテナンスが欠かせません。しかし必要性はわかっていても、忙しい毎日の中では負担を感じてしまうこともあるでしょう。
送迎代行業者に依頼した場合、メンテナンスも委託された業者が行います。車両メンテナンスのために、時間を割く必要はありません。
老人ホームで送迎を実施するなら代行サービスを利用すると便利
老人ホームでは、ショートステイや一時帰宅の際に、送迎業務が発生します。利用者にとっては便利な送迎サービスですが、老人ホームの送迎ドライバーに求められることは多く、施設やスタッフの負担となってしまうこともあります。
送迎代行サービスを利用すれば、車を用意するだけで、スタッフに負担をかけずプロのドライバーによる送迎を実施可能です。
この記事を参考に、老人ホームの送迎実施について考えてみてください。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
想定送迎人数もしくは車両台数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
記事の内容に関して、電話での問い合わせを一時受付停止しております。記事に関する質問・問い合わせはお問い合わせフォームよりお寄せください。