2024.03.22
カテゴリ:運行管理
タグ:送迎委託
送迎を委託するメリットとは?サービス内容と業者の選び方を解説「自社で送迎業務をすべて実施しているが、正直負担に感じる」「送迎業務を委託したいがコストが結構かかってしまうのではないか」という課題を感じている方も多いのではないでしょうか?
送迎業務は、ただ運転のみすれば良いというものではなく、車両の点検や送迎業務の見直し、運転手の教育など業務は多岐にわたります。送迎業務は企業にとって、正直負担になっている部分でもあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、企業が送迎を必要とするシチュエーションや、送迎を委託できるサービスについて解説します。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
想定送迎人数もしくは車両台数、1日の想定稼働時間帯、地域、週間稼働日数を記載いただければ、最短翌日に見積もりをお出しします。
送迎が必要となるシチュエーション
送迎業務は企業のニーズによって使われ方はさまざまです。お客様を送迎する場合もあれば、社員を送迎するものもあるでしょう。ここではまず、企業が送迎を必要とするシチュエーションから確認していきましょう。
会社の従業員送迎
従業員の出勤・退勤のために送迎が必要とされる場合があります。電車の最寄駅から会社への道のりが長かったり、駅からの公共バスも本数が少なかったりなど、通勤の不便さから従業員の送迎を行うことが多いです。大きな企業であればあるほど従業員の人数も多く、車両も多く準備が必要です。
ショッピングモール送迎
ショッピングモールなどの人が多く集まる場所では、駅から施設までお客様を送迎することが必要とされます。基本的にマイクロバスなどで、駅から徒歩のお客様などを、1台20〜30人を同時に送迎します。
病院・デイサービスへの送迎
病院やデイサービスなどの施設を利用したい方は、やはり身体の自由がきかなかったり、自力で施設に行くことは難しかったりするので、家から施設まで送迎することが必要となります。
また、デイサービスの送迎は運転のみの業務ではなく、利用者の家に送り届けることも必要となりますし、車の乗降に介助が必要となることもあります。
保育所などの送迎
保育所などのスクール関係も、生徒や子供たちを家から保育所へ、保育所から家へ、送迎が必要となります。子供たちを車に乗せるので、より安全に気を付けて運行する必要があります。
全て送迎代行サービスで委託ができる
企業によって送迎が必要なシーンはさまざまですが、自社ですべて完結しようとすると、業務を増やすきっかけとなり、社員の負担が増え、労働環境の悪化に繋がることもあります。実際、高齢者対象のデイサービスなどでは、通常の介助業務が忙しいにもかかわらず、利用者たちの送迎業務まで増えて、大きな負担となっています。
この送迎業務ですが、自社で実行・管理することが難しいのであれば、送迎を委託できるサービスを利用することもオススメです。運転代行のみを取り扱うサービスだけでなく、送迎業務にかかる業務すべてを代行してもらえるサービスもあります。ここでは、送迎業務全般を委託できるサービスの内容について解説します。
安全運転講習や実車研修も受けたドライバーが対応
送迎代行サービスのドライバーは、定期的に安全運転講習を受講しており、事故防止への知識・士気の向上に努めております。
また、実車研修なども行っており、ドライバーとしての見方・気持ちだけでなく、「乗客」の見方・気持ちになってみることにも取り組んでいます。例えば、乗客に負担のない回避操作をするか、回避しなくても良い運転を心掛けるか、など実車研修で、実際に自身が「乗客」となって、感じることを知る努力をしています。
運転だけでなく運行管理や車両の維持管理までサポート
送迎代行サービスは実際の運転だけでなく、運行の管理までサポートしています。例えば、運行ルートの作成や運行計画の策定など、一貫したサービスが可能です。運行ルートの作成・運行計画の策定を実行して、さらにより良くなるための改善を繰り返していきます。
また、安全な送迎車両運行のためには、日々の点検やメンテナンスといった維持管理業務が欠かせません。送迎を代行業者に委託した場合、必要な維持管理業務も業者が実施します。
時間のコスト・お金のコストの両方を削減
送迎代行サービスの最も大きなメリットとして、時間のコストとお金のコストの両方が削減できます。ドライバーの業務に携わる人材を自社で立てた場合、もちろん給与や福利厚生費などがかかりますが、これら全てを委託料として集約でき、コストが削減できます。
また、今まで自社でやっていたものを、車の点検からルート作成、運転業務まで全て委託できるため、時間のコストが減り、社員の負担も減らすことができます。また、運行上の労務管理や事務処理なども省略できるので、かなり時間の負担などは減るでしょう。
スタッフの負担を軽減
多くの企業や施設では、送迎業務は欠かせないサービスのひとつです。しかし、専門のドライバーを雇用せずに、一般のスタッフが送迎を担当するケースも少なくありません。このような状況では、送迎業務はスタッフにとって大きな負担となり得ます。
実際にデイサービス業務で送迎を担当したことがあるスタッフの声は、別記事「送迎が怖いデイサービススタッフのために。人手不足の解消法を紹介」の記事で紹介しています。
送迎業務を外部の専門業者に委託することで、このような負担からスタッフを解放できます。さらに、送迎業務の委託は、スタッフのモチベーションの向上にも寄与します。自ら運転するストレスから解放されることで、仕事への満足度が高まり、職場の雰囲気も改善される可能性があるのです。
企業側としても、スタッフの健康と安全を守りながら、業務の効率化を図ることができるので、送迎を委託するメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
送迎業務を委託する業者を選ぶ際のポイント
サービス内容
送迎を外部に委託する際、提供されるサービスの範囲を理解することは非常に重要です。一般的に、送迎委託業者は以下のような多岐にわたるサービスを提供しています。
- 専門ドライバーによる送迎業務
- ルート作成と運行管理
- 緊急時の対応
- 安全対策
- ドライバーへの研修
ただし、提供しているサービスの内容は業者によって異なります。そのため、具体的なサービス内容については、事前に確認しておきましょう。
送迎を委託する際には、提供されているサービスが自社のニーズにあっているか検討することが重要です。そのうえで、必要なサービスを提供している業者を選定してください。
また、サービスの質や対応の速さも重要な選定基準です。送迎を委託する業者を選ぶ際には、複数の業者に見積もりを依頼し、比較しながら選ぶことをおすすめします。
価格と費用体系
送迎業務を外部委託する際、コストは重要な考慮事項の一つです。価格と費用体系を事前に把握し、計画的に予算を管理することは、サービスを選定するプロセスにおいて不可欠だといえるでしょう。
委託サービスの費用は、提供されるサービスの範囲、車両の種類、利用する時間帯や距離、さらにはサービスの質によって異なります。一般的に、送迎委託サービスの費用体系は以下のような要素で構成されます。
- 初期費用
- 利用料金
- オプション料金
利用料金は、月額・年額で決まっている場合と、送迎の距離や時間に応じて決まる場合があります。利用頻度が低い場合にはスポットで利用した方が安く、利用頻度が高い場合には月間・年間で契約した方が安い場合がほとんどです。自社で利用したい頻度をあらかじめ決めたうえで、スポット・月間・年間のどの方法で契約するか検討しましょう。
また、料金が安くても基本のサービス内容が少ないケースもあります。そのため、自社で必要なサービスはどのようなものか、そのサービスは基本料金の範囲内なのか、オプション料金が発生するのかを確認し、委託する業者を選んでください。
最適なサービスを選択するには、単に最も安い業者を選ぶのではなく、コストパフォーマンスを考慮し、自社のニーズに最も適したサービスを提供してくれる業者を選ぶことが肝心です。
予算内で最高のサービスを受けるためにも、費用体系の全体像を把握し、隠れたコストがないか確認することが大切です。加えて、長期契約による割引や特別なサービスを利用可能かどうかも、業者との交渉時に確認すべき点の一つです。
実績と信頼性
送迎業務を外部に委託する際、実績と信頼性は非常に重要な選定基準となります。過去の成功事例や顧客からの肯定的な評価は、そのサービスの品質の証明でもあるためです。実績豊富な業者を選択することで、安定した信頼できる送迎サービスの選択が可能です。実績は、次のような方法で確認できます。
- プラットフォームやSNSでの評価をチェックする
- 公式サイトに掲載されている事例をチェックする
- 受賞歴を確認する
- 実際にサービスを利用した顧客に話を聞いてみる
企業が発信している情報だけでなく、実際にサービスを利用した顧客がどのように感じているか確認しておくことが非常に重要です。また、実際に利用する前の打ち合わせや問い合わせへの対応を確認し、信頼できる業者かどうか見極めましょう。
送迎サービスを委託する業者には、顧客の命を預けると言っても過言ではありません。そのため、実績と信頼性を重視して業者を選定することが、顧客に提供するサービスの質を補償し、長期的なパートナーシップを築く鍵となります。
適切な業者選びを通じて、企業は送迎業務の効率化と品質の向上を実現し、最終的には社内外での満足度を高められるでしょう。
安全対策
送迎サービスを外部に委託する際、安全対策は非常に重要な検討事項です。委託先がどのような安全対策を講じているかを事前に確認し、その安全基準が自社の要求を満たしているかを確かめなければなりません。安全対策を確認する上では、次のようなポイントに注目しましょう。
- 定期的なドライバーの研修を実施しているか
- 車両のメンテナンスと点検をどのように行っているか
- 事故発生時の対応にはどのようなプランがあるか
- 安全管理体制はどのようなものになっているか
ドライバーの採用時だけでなく、定期的なドライバーの研修を実施している場合、ドライバーはより安全性を意識した運転が可能です。また、車両のメンテナンスや点検方法も確認しておくと良いでしょう。
万が一事故が発生してしまった場合に、どのような対応をしてくれるのかも知っておく必要があります。さらに、ドライバーだけでなく企業としてどのような安全管理体制を整えているのかも、知っておくと安心です。
送迎業務を外部に委託する際は、これらのポイントを詳細に確認し、従業員や利用者の安全を最優先に考えた業者選びを心がけましょう。安全対策の充実している業者を選ぶことで、信頼できる送迎サービスの提供を期待できます。
スタッフの教育体制
送迎サービスを外部に委託する際、業者のスタッフ教育体制は、サービスの質と安全性を保証する上で非常に重要な要素です。委託先がどのような教育プログラムを実施しており、ドライバーや関連スタッフがどれだけのレベルの専門知識や技能を持っているかを把握することは、サービス選定の際に欠かせません。
優れた教育体制を持つ送迎サービス業者は、以下のような教育プログラムを提供しているケースが多くあります。
- 安全運転講習
- サービスマナー研修
- 健康管理指導
送迎は顧客と接する時間が長い業務でもあるため、安全運転だけでなくホスピタリティも欠かせません。特に医療・介護施設や幼稚園・保育園の送迎の場合には、体が不自由な利用者や高齢者、小さな子供を送迎する際の配慮についても教育を実施している業者を選ぶと良いでしょう。
安全に送迎業務を実施するためには、ドライバーの健康も欠かせません。疲労や体調不良が運転に与える影響を教育するとともに、健康管理指導を実施している業者を選ぶと安心です。
多くの業者は、自社のWebサイトで教育プログラムや研修体制に関する情報を公開しています。Webサイトを確認してもわからない場合には直接問い合わせてみましょう。
送迎を委託して社内改善を
送迎業務は企業にとって負担が大きく、社員の負担にもなりうるものです。しかし、送迎代行サービスを活用することで、運転業務に関する手間を全て委託することができます。いちから全て一貫したサポートがあるので、十分に活用して社内改善のきっかけにされてみてはいかがでしょうか。
送迎バスに手が回らず、「なんとなく」で運用してしまっている方へ
「他の業務に追われ、属人的に運用している」
「長年外注しているが、契約内容を見直したい」
このようなお悩みは、車両運行管理業の専門【ビジネスサポート】にご相談ください。日常の送迎業務だけでなく、ドライバーの採用・労務管理、送迎ルートの作成、車両点検、もしもの事故対応まですべて請け負います。ご用意していただくのは車両だけです。
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